公益財団法人 禅文化研究所

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刊行普及

実践講座「サンガセミナー京都講座」 平成29年度

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日付 2017/4/20
場所 法輪寺
妙心寺
南禅寺山内  大寧軒
東林院(妙心寺塔頭)
詳細

僧侶も一般の方も一緒になって学ぶ場。それがサンガセミナーです。

禅文化研究所では、平成25年度より毎年開催しご好評をいただいております実践講座「サンガセミナー」を、今年度も京都にて9講座開設する運びとなりました。
5年目となります今年は、毎回のアンケートで受講希望の多い講座を中心に開講し、新たに、これまで時代をおって毎年開催していた「禅の庭講座」を一旦修了して「禅の建築講座」を開講します。また自力整体に挑戦する「軸を鍛える一人整体法」、難解だと踏み込めなかった禅録が実はこんなに面白いと思えるようになる「意外と楽しい禅の語録講座」、デジタルカメラでお寺でいい写真を撮りたい人に「お寺で写真講座」も新規に開講します。
寺院の公益性もますます求められるなか、檀信徒だけでなく、地域社会の中において寺院を活性化していくためにも、仏法のもとに集う仏教徒の集まりである僧伽(サンガ)を大切にしたいと考えます。
毎年、遠方から受講されている方が、京都在住の方よりも圧倒的に多く、企画している側としてはうれしい次第です。皆さまのご参加、お待ち申し上げております。


【お申し込み要領】

  • お申し込みは、こちらのお申し込みフォームより、開催日の2週間前までにお願い致します。お申し込み後、受講申込完了書と会場案内書、受講料振替用紙を送付しますので、期日までにご入金をお願いします。
  • 講座によって教材費用が別途必要な場合があります。
  • 原則として申込者のご都合によるキャンセルの場合は返金はいたしかねます。
  • 申込人数により、開講不可能となったり、開講中止となる場合があります。あらかじめご了承ください。


【第1回】 6月19日(月)  会場◆法輪寺(だるま寺/JR嵯峨野線円町駅より徒歩5分)

1-1 意外と楽しい禅の語録講座 

時間: 10:00~12:00
受講料:4,000円
持ち物:筆記用具
終了しました。

講師◆小川 隆(おがわ・たかし/駒澤大学教授)

  • 駒澤大学仏教学部禅学科を経て、同大学院仏教学専攻博士課程満期退学(その間に北京大学哲学系高級進修生)。博士(文学)。現在は駒澤大学総合教育研究部教授、同学部長。唐代、宋代の禅宗史を専門とする研究者。著書に『語録のことば』〔正・続〕(禅文化研究所)、『臨済録-禅の語録のことばと思想』(岩波書店)、『「禅の語録」導読』(筑摩書房)など。

碧巌録、臨済録など、いわゆる禅録は、現在、多くの注釈書をそろえています。その多くは、日本で長らく親しまれてきた伝統的な読み方によっていますが、昨今の研究で、より口語的な読み方で理解することができ、少し違った様子が見えてきます。難しいと思っていた禅録が、意外と楽しく感じられるかも知れません。漢文など難しいと腰が引けていた方も、安心して受講いただけます。

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1-2 軸を鍛える一人整体法

時間: 13:00~15:00
受講料:4,000円
持ち物:動きやすい服装をご用意下さい。
終了しました。

講師◆樺島勝徳(かばしま・まさのり/京都府・薬師寺〈天龍寺派〉住職)

  • 花園大学仏教学科を卒業。1982年、佛眼厚生学校(現・京都仏眼鍼灸理療専門学校)を卒業、はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師の資格を取得。京都・嵐山薬師寺住職。元・花園大学非常勤講師(東洋医学)。著書に『プチうつ 禅セラピー』(禅文化研究所)、『絵を見てできる禅的体操』(法研)など。

老若男女を問わず、普段からなんとなく体の不調を感じては、整体に通われている方も多いでしょう。この講座は一人整体(簡単な体操)によって、自分の身体のバランスの崩れに気づき、軸(体幹)を鍛えて、身体とともに精神も整えていきます。動きやすい服装でご参加下さい。


【第2回】 7月3日(月) 会場◆妙心寺(JR嵯峨野線花園駅より徒歩8分)

2-1 禅の建築講座 -妙心寺の伽藍-

時間:13:00~16:00
受講料:5,000円
持ち物:筆記用具
終了しました。

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講師◆佐々木日嘉里
(ささき・ひかり/花園大学非常勤講師、佛教大学非常勤講師)

  • 奈良女子大学大学院人間文化研究科博士課程満期退学。『別冊太陽栄西と臨済禅』(平凡社)「禅と日本文化」執筆、季刊『禅文化』229号より「部分から全体へ 寺院建築入門」連載中、同誌232号「特集栄西禅師と建仁寺」で「建築者としての栄西」を執筆、『大州黎明の禅寺 如法寺』(愛媛県大洲市)「建築の見どころ」を監修など。

今年度より新設のシリーズ講座。今回は、禅宗寺院本来の伽藍配置形式がほぼ整っている、臨済宗の大本山妙心寺をとり上げ、室町・桃山・江戸前期・江戸後期、それぞれ時代の異なる禅宗様建築について講義いただき、実際の建物(通常非公開の開山堂・大庫裏・仏殿)を見学します。


【第3回】 9月20日(水)     会場◆南禅寺山内  大寧軒(京都市営地下鉄東西線蹴上駅より徒歩3分)

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3-1 日々の花講座 -秋口の花を生ける-

時間:10:00~12:00
受講料:6,000円
持ち物:お気に入りの花器(小さめの物)や鋏があればどうぞ。なくても構いません。
定員:20名
終了しました。

講師◆雨宮ゆか(あめみや・ゆか/日々花 主催)

  • 東京都大田区で、日常の花を生ける教室「日々花」を主宰。北鎌倉東慶寺にて、挿し花教室講師を務める。植物と暮らしの関わりをおもにして、雑誌、書籍などで活動中。各地で植物に関するワークショップ、展覧会も行なう。著書に、『花ごよみ365日』(誠文堂新光社)。

庭に咲いた花一輪。そんな草花や庭木の枝を、日々の暮らしの中で、センス良くさっと簡単にいけてみたい。そんな風に思っておられる方にぴったりの講座です。堅苦しい華道とは違い、剣山や花留めなどは使わず、その良さを生かしつついけるコツを学びます。毎年好評なこの講座、今回は秋にむけて、数種類の草花を使います。的確なご指導により、花が見違えるようになるのをご体感いただけることと思います。花材、花器などは用意しますが、お気に入りの花器をお持ちいただいても結構です。

3-2 お寺で写真講座 - 一眼レフカメラを使いこなそう -

時間:13:00~16:00
受講料:5,000円
持ち物:デジタル一眼レフカメラ(ミラーレス一眼でも可、ただしコンパクトデジタルカメラは不可)
終了しました。

web用P3300182.jpg講師◆柴田明蘭(しばた・あきら/写真家)

  • 公益財団法人日本写真家協会会員。撮り尽くすことができないと言われている京都に写真で挑む写真家。猫とお酒とROCKをこよなく愛するが、禅宗寺院とも縁があり、年間を通して相国寺・金閣寺(鹿苑寺)などからオフィシャルに撮影を委ねられている。

スマートフォンで手軽に写真を撮れる時代ですが、あえてデジタル一眼レフカメラを持ち、お寺などで撮影されている方をよく見かけます。しかし、意外とプログラムモードでしか撮影できない人も多いのでは? 今回は、シャッタースピード優先モードや絞り優先モードの使い方などを伝授していただき、実際にお寺の庭を撮影してみようという講座です。撮影した写真も講評してもらえます。


【第4回】 10月30日(月)   会場◆妙心寺塔頭 東林院(JR嵯峨野線花園駅より徒歩10分)

4-1 精進料理講座

時間: 10:00~13:00
受講料:4,500円
持ち物:エプロン・筆記用具
定員:16名

終了しました。

web用精進料理.jpg講師◆西川玄房(にしかわ・げんぼう/妙心寺塔頭 東林院住職)

  • 岐阜・瑞龍僧堂で5年間修行し、老師に仕えて料理を覚える。1984年、東林院住職に就任。「精進料理は禅の心を知る一つの道」として、著作やテレビ・ラジオ出演、自坊での精進料理教室開催を通じ、精進料理の心を広める活動に力を注ぐ。

精進料理を作ることは修行の一つです。肉や魚を使わないばかりでなく、野菜や果物も無駄なく大切に調理することを心がけ、2~3品を調理していただき、講師による料理とあわせて赤膳で召し上がっていただきます。

4-2 お墓の法律 -墓と葬送のゆくえを考え、寺院の役割を考える-

時間: 13:30~15:30
受講料:4,000円2016 1-2.jpg
持ち物:筆記用具

終了しました。

講師◆田口誠道
(たぐち・せいどう/長野県・長昌寺〈妙心寺派〉住職、行政書士)

  • 臨済宗妙心寺派長昌寺住職。行政書士。二つの専門性を活かし、寺院を取り巻く諸問題を中心に取り組んでいる。著書に、『禅に学ぶ 家族に想いを伝えるエンディングノート』(角川書店)など。

墓じまい・永代供養墓・樹木葬・海洋散骨・ゆうパック送骨など、お墓への考え方は変化をしています。お墓の問題に関する法律は墓地埋葬法だけではなく、民法をはじめとする多方向からの検討が必要です。お墓に関するいくつかの疑問を関係法令とともに確認し、これからの葬送のゆくえと寺院の役割、いかにして仏教の素晴らしさを伝えるかをご一緒に考えてみましょう。


【第5回】 12月4日(月) 会場◆法輪寺(だるま寺/JR嵯峨野線円町駅より徒歩5分)

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 5-1 水墨画講座 -来年の干支を描く-

終了しました。

時間:10:00~12:00
受講料:4,000円
持ち物:「面相筆」、「彩色筆」、「絵手紙用筆」などお申し込み後にご案内します。その他硯などは用意します。
定員:16名

講師◆平川 功(ひらかわ・こう/水墨画家)

  • 1998年、愛知県立芸術大学大学院 美術研究科油画専攻 修士課程修了。1999年、個展(ギャラリー白/大阪府・西天満)。2002年より、水墨画家、岸野忠孝に師事。以後、水墨画を専門に描き続ける。

墨の濃淡だけで色をも思わせる水墨画の世界。今までは鑑賞する側だったその世界へ、少し足を踏み入れてみませんか。ご自身で体験されると、鑑賞する眼もまた違ったものになることでしょう。昨年は秋の実りを描きましたが、今回は来年の干支「戌」を題材として、基本的な筆の扱い方、濃淡のつけ方、墨一色で表現するコツなど、初歩的なところからお教えいただきます。年賀状にサラッと描けるようになるといいですね。

 5-2 涅槃図お絵解き講座 -お釈迦さま最期の旅-

時間:13:00~15:00
受講料:4,000円

終了しました。

web用4-2.jpg講師◆岡澤恭子(おかざわ・きょうこ/長野県・長谷寺〈真言宗智山派〉寺庭)

  • 立命館大学大学院日本文学研究科博士前期課程修了。「平安時代の女性と仏教」を研究テーマとする。1996年長谷寺(長野市)に嫁ぎ、1998年に長谷寺所蔵の大涅槃図の修復を機に絵解きを復興。2001年より毎年真言宗智山派総本山智積院(京都市)にて絵解きを実演。長谷寺を中心に、全国各地で絵解きを行なっている。
涅槃図から広がるお釈迦さまの美しくも大いなるご生涯。ひとりの人間として生きたお釈迦さまの人柄を追慕する時、絵解きの世界はテレビやインターネットとはまったく違う温もりによって私たちを包み込み、深い感動を与えてくれるでしょう。かつて受講した方からも感動の声が多く聞こえる人気の講座です。

 


【お申し込み要領】

  • お申し込みは、こちらのお申し込みフォームより、開催日の2週間前までにお願い致します。お申し込み後、受講申込完了書と会場案内書、受講料振替用紙を送付しますので、期日までにご入金をお願いします。
  • 講座によって教材費用が別途必要な場合があります。
  • 原則として申込者のご都合によるキャンセルの場合は返金はいたしかねます。
  • 申込人数により、開講不可能となったり、開講中止となる場合があります。あらかじめご了承ください。