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Ⅰ 人として生まれたからは
自己を見つめて生きる
結果は最初から決まっている
仲間のなかに先生がいる
好んで無駄な努力をせよ
本当の自分を見ることはできない
ほか
Ⅱ 自分を磨く勇気を持て
棘の林を突き進め
成らぬことは一つもない
大魚は深海にいる
浅はかな人は、すぐに質問したがる
ほか
Ⅲ 人生の宝探し
手のひらに掬う月
畜生は人間より偉い
外からもらったものは、わが家の宝ではない
ほか
Ⅳ 生かされて生きる歓び
天地一杯の自己
真理まる出しの風景
サラサラと流れる水のように
蓮の葉は円く、菱の実は鋭く
ほか
Ⅴ 生きんとする気概
大河の水を呑み尽くす
揚子江の水がミルクになる
将軍が戦場に赴くように
ほか
Ⅵ 権威を怖れるな
「不風流」という風流
仏という字さえ聞きたくない
仏を殺すという勢い
人格は出会っただけで分かる
ほか
Ⅶ 日々これ好日
人間が汚すからいけないのだ
時間を超えた別世界
花は誰の為に開くか
今日は今日、明日は明日の風が吹く
ほか
Ⅷ 真実を伝えるということ 真実は口では伝えられない
卵から雛が生まれ出るとき
ほか
Ⅸ 死を見つめて生きる
落ちるごとに凍る水滴
骨まで清くなりたいという願い
ほか
Ⅹ 如何に死ぬか
生から死へと移るのではない
「私は死なない」という死に方
「さて寝るか」というように
あの世への旅立ち
ほか
あとがき