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4.スタッフ便り

心の込め方

「お見送り」について皆様はどうお考えですか? と書きますと、うちの研究所の場合、「死者のお見送りについてですか?」と言われそうですが、今回は違います。 でかける人を見送る、「お見送り」についてです。 先日、はっと息を呑むほどに美しいお見送り...

『和顔愛語』中国語版刊行 -李建華 北京だより-

“黄山書社”によって中国で出版された中国語版『和顔愛語』が、今日から全国各地の新華書店へ配布しはじめている。 注文部数は当当ネットブックショップなど大手では一口1000冊仕入れていることもあって、既に予定刊行部数の5000部を超える好調ぶり...
自坊つれづれ

祈祷会

3月になって思わぬ雪景色が二日続いた。もう春は近く気持ちがざわつくようだが、まだ冬も済んではいないぞと言うことなのか。 さて、本来お正月に一年の平安を祈って行なわれる大般若転読。自坊付近のお寺では、奇数月に行なわれる善月祈祷会にあわせて、一...
技を訪う

『ヨーガ禅道話』人文書院  佐保田鶴治著

家人から「読んでみれば?」と勧められていても、ヨガを始めるまでは全く興味の無かった佐保田鶴治先生の本。『ヨーガ禅道話』(人文書院・佐保田鶴治著)。 自身がヨガをするようになり、初めて手に取ってみました。 講演の記録などをまとめたこの本は、易...
自坊つれづれ

葬儀に思う

先般、自坊の檀家さんではないが、近隣に住まわれる新興住宅地のお家から、喜寿で亡くなられたお婆さんの葬儀を依頼され枕経に出向いて、故人に末期の水をあげようとして驚いた。 なんと、枕辺にあるシキミが造花だったのだ。 いくら葉をちぎろうとしてもち...
4.スタッフ便り

因縁因果の…… 中川宋淵老師

このブログでも何度か書かせていただいていますが、大学卒業後、松田高志先生(神戸女学院大学名誉教授/神戸常磐大学教授)のご指導のもと、ゼミを続けています。 先日のゼミでのお話をご紹介。 松田先生は参禅経験もあり、禅文化研究所の哲学研究班にも所...
京都

京都御苑の梅

雨の日が続きます。三寒四温とはよく言ったもので、「あぁ、もう春だ、春~」とぽかぽか暖かい日を喜んだのも束の間、昨日京都では雪が舞いました。 そんな中、京都御苑の梅のかぐわしい香りに心癒されます。その大きさと枝の様子から言って、相当な枯木と思...
職員オススメ本・映画

『スリランカに学ぶ アーユルヴェーダのある暮らし』-職員オススメ本-

私が訪れた事の無い国の中で最も注目の国、スリランカ。 何よりも興味を持っているのが、数多く残る仏教遺跡。そして豊かな自然や大好きなヌワラエリアの紅茶、アーユルヴェーダに伝統医療ヘラウェダカマ。豊富なスパイスを用いたヘルシーな料理。何かにつけ...
美術館・博物館

黄檗 OBAKU 京都宇治・萬福寺の名宝と禅の新風 -九州国立博物館-

太宰府にあります九州国立博物館にて、萬福寺開創350年の記念展としまして、『黄檗 OBAKU 京都宇治・萬福寺の名宝と禅の新風』が開催されます(3/15~5/22)。 今回、初めて萬福寺を離れ、公開される彫像2霆€もあるとの事。 禅宗の中で...

北京国際彫塑公園 -李建華北京だより-

我が家はc(彫刻と塑像)公園に近いので、たまに散歩も兼ねて行くのだが、今日は珍しく雪が降ったため、清新な空気を吸うためにも出かけた。途中花嫁さんを担ぐ花籠が大いばりで交通ルールも無視して四つ角を渡った一幕を目にした。 面積が162ヘクタール...
自坊つれづれ

春が香る 梅の開花

自坊の梅林の梅が咲き始めた。あたりはいい匂いである。 先週金曜日には、東京は20度を越したとか…。 杉花粉も飛び始めて、花粉症の私にはちょっと辛い日々がやってきた。 でも間違いなく春が近づいて来ていて、気持ちは軽やかになる。
美術館・博物館

運慶 中世密教と鎌倉幕府 -神奈川県立金沢文庫-

神奈川県立金沢文庫にて、運慶-中世密教と鎌倉幕府-展が開催中です。 ある日、NHK教育テレビをつけると、日曜美術館のアートシーン(展覧会情報)の途中で、とても印象的な仏像がアップで映しだされている所でした。 運慶作の大威徳明王坐像。我々の驕...
4.スタッフ便り

坐禅アプリ

超宗派仏教徒によるインターネット寺院、虚空山彼岸寺さんを御存知でしょうか。 今私が楽しみに連載を拝読中なのは、私の大好きなインドに留学中の、ここ彼岸寺の開基、松本師のMBA西遊記です。 旅行者ではわからないようなインド事情なども面白く、更新...
映画

映画 ヒア アフター

つい先日より日本でも公開された映画「ヒア アフター」を観た。この映画の監督は、あのクリント・イーストウッドである。 以前、このブログでも彼が監督をした「グラン・トリノ」を紹介したことがあるし、「硫黄島からの手紙」という映画も評価を得て、監督...
2.禅の文化

白隠の禅画

「鍾馗鬼味噌」(海禅寺蔵)『白隱禪画墨蹟』全三巻より 以前、当禅文化研究所の編集主幹であった芳澤勝弘氏(現・花園大学国際禅学研究所教授)によって、白隠禅師の書画について研究されてきた成果が、近年、『白隱禪画墨蹟』全三巻(二玄社刊)という大部...