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4.スタッフ便り

大晦日

画・トーマス・カーシュナー師 大晦日といえば除夜の鐘。 昨年私は旅に出ていて、ヨーロッパでお正月を過ごしました。ものすごい爆竹の音、わいわいとにぎやかな人々の声、翌朝には河原にワインボトルなどが大量に散乱し、それを拾う為に元旦から清掃車がお...
4.スタッフ便り

ゆく年くる年 2008年

昨年末、私がお世話になった白隠禅師の古道場、三島市龍澤寺の中川球童老師が遷化された。 明けて新年早々に、禅文化研究所の前理事長で、大本山天龍寺管長の平田精耕老師が遷化。 その後も、相国寺僧堂の田中芳州老師、研究所前所長の真珠庵山田宗敏和尚を...
美術館・博物館

妙心寺展 -東京国立博物館-

臨済宗では最も多数の末寺を有する大本山妙心寺では、平成21年に御開山無相大師の650年遠諱(おんき・祖師の遺徳をしのび執り行う法要。通常50回忌以降50年ごとに行なう)を迎えられます。 そこで、これを記念し、東京国立博物館を皮切りに全国4か...
4.スタッフ便り

映画 “禅ZEN” ~女性として観る~

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり 『本来の面目』道元禅師 2009年1月10日に公開される、道元禅師の生涯を描いた映画『禅 ZEN』について。 08'12/8の記事では、僧侶である私の上司がこの映画についてふれていたが...
京都

庭の松 その2 -天龍寺-

天龍寺の松の剪定 日本三景は全て松である。 仙台の松島、天の橋立も松と砂浜、安芸の宮島も松である。 日本人にとって目出度い松・竹・梅においても、これまた松が一番だ。 昔、松は人々の生活に必要なエネルギー供給源であった。 電気のない時代、松脂...

08年インドの旅 -インド-

07年、初めてインドを訪れました。前回までその旅日記をご紹介してきました。 次回からは、08年に再訪したインドをご紹介したいと思います。 「インドは人を呼ぶ」、「一度行くとはまるか、それとも二度と行きたくなくなるかどちらかだ」というような事...
禅の寺

和尚さんの蕎麦打ち

秋晴れ気持ちよいとある日。訪れたお寺さんで、和尚さんが蕎麦打ちをされておいででした。 プロ級の腕との噂高い和尚さんの蕎麦粉を扱う手つきは、それはもうお茶のお点前でいうと「流れるかのごとく、いつ茶杓を持ち、茶をはき、いつ点て終わっていたのかわ...

諏訪の神さま -信州諏訪-

さて、これは何かおわかりだろうか? なんと、お茶室だそうで、その名も「高過庵(たかすぎあん)」というそうだ。 内部は見せてもらうことができない(そもそも高所恐怖症の私は遠慮したいところ)のだが、この茶室は、建築家・藤森照信氏(ふじもり てる...
4.スタッフ便り

加藤周一さん

加藤周一さんが亡くなったことを、昨日の朝日の夕刊(2008年12月6日)で知った。深い衝撃だった。加藤さんは心底先生とお呼びしたい人だった。立命館に来られていたころ、一度でもいいから受講したいと願っていたが、平日で叶わなかった。直接お目にか...
寺院用ソフトウェア

擔雪II法務管理 来年の年忌繰出・年忌案内を行なう方法

宗教法人管理システム「擔雪II法務管理」では、入力された過去帳の情報から来年の掲示用年忌繰出表や、各世帯に送付する年忌案内状を印刷することができます。 手順のポイントは、「過去帳」ではなく「年忌繰出帳」を開いて印刷を行なう点と、「繰出年度」...
美術館・博物館

美の発見 魁夷の愛蔵品と中国の風景 -東山魁夷せとうち美術館(香川)-

少し前の話になりますが、9/20~11/3まで、香川県立東山魁夷せとうち美術館で開催されていた【美の発見 魁夷の愛蔵品と中国の風景】を観に訪れました。 川端康成との古美術を通しての2人の交流について、また、画伯が蒐集された古今東西の美しい(...
滋賀

琵琶湖内湖周辺の熱気球

私の住まう琵琶湖の近くは、寒くなり始めた日曜日の朝となると、沢山の熱気球が飛び始める。 熱気球だけに、外気温との差が大きいほど飛びやすいからだろう。 こちらからでも比良山系の山並みのグラデーションが美しく見えるのだから、天空からみる様子はさ...
2.禅の文化

魅惑のへたり達磨 -金毘羅さん参りその2-

さて、金毘羅さんの参道には、数々のお土産物屋さんが立ち並んでいます。 いにしえの人々も、お参りとはいえ同じような思いでこの階段を登ったのだろうか…と、わくわく。 その中で私が今回、その仕事の素晴らしさに魅了されてやまなかったのが、【讃岐一刀...
3.その他の寺社

金刀比羅宮参拝 -金毘羅さん参りその1-

10月半ばの話になりますが、まだ秋も入り口の頃、思い立って金毘羅参りにでかけました。 金毘羅さんといえば、長い階段・歌舞伎などで有名ですが、その正体やいかに?! 寺なのか、神社なのか、はたまた修験道の地なのか?!何の知識も無く、なんとなく「...
2.禅の文化

映画 ”禅 ZEN”

2009年の正月に封切される角川映画、『禅 ZEN』をご存じだろうか。 私もつい最近になって、この映画が作られていることを知ったのだが、ブログ禅 -blog ZEN-としては、やはりとりあげずにはいられない。 ただ、この映画の主人公は、曹洞...