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禅のことば

盂蘭盆に思う

関東の盂蘭盆は7月だそうですが、ここ関西は8月盆ですから、愈々これからが本番です。炎天下、境内の墓地に出てお経を読まされるときなど、いったい誰がこんな暑いときをお盆に決めたんだと、秘かに恨めしくなります。しかし、お寺にやってくる人たちの顔ぶ...
京都

百日紅(さるすべり)

真夏の花というと、蓮・向日葵・朝顔と、この百日紅が代表格だ。 花に関する漢字は非常に蘊蓄(うんちく)がある。馬が酔う木と書いて「あせび」と読んだり、木の瓜と書いて「ぼけ」と読んだり…。その字から花の特徴がわかるようだ。 百日紅は夏の暑いさな...

お遍路の地へ

出張で四国(愛媛)へ行っていました。 連日35度を超える猛暑だというのに、真っ黒に日焼けした顔に白装束のお遍路さんをおみかけしました。 さすがこの時期に歩いてまわろうとされる方達。お1人で歩いておられる方がほとんどでした。 お1人といえども...

エローラ石窟寺院郡 -インド-

前回までにご紹介したアジャンタの石窟寺院郡は仏教の石窟寺院郡ですが、今回からご紹介するエローラは、仏教・ヒンドゥー教・ジャイナ教がそれぞれ造られた時代は違えども破壊される事なく共存し、そして残っているという、まれに見る石窟寺院郡です。 今ま...
京都

オヤジの昼寝 -天龍寺-

今年の夏は猛暑が続いている。 日中は強烈な日射しで、水銀柱は常に30度を超している。町中を歩くと、干物になりそうな…。 そんな炎天下にもかかわらず、連日天龍寺は観光客で賑わっている。 大方丈や書院に吹き抜ける風が気持ちよく、ゴロゴロ寝ている...

伊賀 美の旅

長瀬(名張市・上写真)をあとにし、伊賀上野へ…。 藤堂高虎ゆかりの伊賀上野城や、松尾芭蕉を記念して作られた俳聖殿、芭蕉の五庵のひとつで、唯一現存する蓑虫庵は以前訪れた為、その近くにある伊賀焼の谷本洋さん、あけみさん夫妻のギャラリーへ伺います...

自然豊かな地、名張へ

名張に住む友人の所を訪れました。 名張というところは、三重県にありながらも奈良にほど近く、話すことばや文化なども、奈良に近い事が多いそうな。 また、伊勢に通ずる街道が通っている為、街道筋には古い家が未だに多く残り、「昔の人々もここを通りお伊...

ダウラターバード -インド-

エローラの遺跡に行く途中に、自然の山を利用した要塞があります。 1326年、デリーからこの地への遷都をもくろんだスルタンが築いた要塞だそうで、高さ180メートルの天然の要害の下部50メートルを垂直に削ったそうな…。 そのスルタンは、この城下...

美しい竹細工 生野徳三さんの工房へ

研修で大分を訪ねていた際、以前から親交のあるお寺のご婦人にお願いして、大分市内にある、竹工芸師 生野(しょうの)徳三氏のご自宅を訪ねた。 「雨竹」。ちょうど梅雨の時期であり、この床に相応しい軸がかけてある。 私事ではあるが、毎年年始には、先...
寺院用ソフトウェア

湯布院 (擔雪(たんせつ)II講習会)

大分県の住職研修会へ、弊所の発売している「宗教法人管理システム 擔雪(たんせつ)II」の講習をするようにと呼ばれて出向いた。 今回、偶然にも2つの別の研修会が続いて行なわれることになったため、二泊三日での別府泊まりである。 このころの九州は...
3.その他の寺社

勧修寺 -京都・山科-

山科にある門跡寺院で、真言宗山階派大本山、勧修寺(かじゅうじ)を訪れました。 このお寺の建立は昌泰3年(900年)で、由緒も歴史も随一。 蓮と睡蓮の咲き誇る氷室の池を中心とした庭園も圧巻です。平安時代には、1月2日、この氷室の池に張った氷を...

インドの花々 その2

8月、緑濃く花々は鮮やかなインドです。 その1に引き続き美しい花々のご紹介です。
本の刊行

嬉しいお便り -『子育てのこころ』-

禅文化研究所の本は、金閣寺や龍安寺など、禅宗の拝観寺院の売店などで取り扱っていただいています。 今回お便りいただきましたのは、龍安寺を拝観された際に、『子育てのこころ』(盛永宗興著)をご購入いただいた若いお母さんからです。 1歳の息子のしつ...
京都

08年 祇園祭宵山

今年も仕事帰りに祇園祭の宵山にでかけてきました(7/16)。 以前は人混みは嫌いだからというだけの理由で敬遠していた宵山ですが、歴史あり、いにしえからの人々の心を感じるお祭はやはり良いもので、山鉾や古い町家の格子ごしに見る家宝やらも楽しみで...
本の刊行

第15回 東京国際ブックフェアを終えて

7月10日(木)より13日(日)まで、東京ビッグサイトにて開催されました、第15回東京国際ブックフェアのご報告です。 今回、初出展という事もあって手探り状態の中、前日9日に準備を始めました。 「禅文化研究所に行くと、本屋のように本が並んでい...