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寺院用ソフトウェア

もうすぐお盆 (お寺で大活躍 擔雪II)

今年ももうすぐお盆。 地域によっては7月にお盆をされるところもありますが、多くは8月ですね。 このお盆、お寺の和尚方にとっては痩せるほどの多忙期ではあります。檀家の皆さんにとっては、普段遠ざかりがちなお寺へご先祖のご供養も兼ねてお参りするい...
京都

つばめは益鳥か害鳥か?!

一般には、つばめは害虫を駆除してくれる益鳥であると子供のころ学習し、大切にしてきた。 また、初夏と共に飛来し田植えの済んだ田園を低空飛行しているつばめは、美しい初夏の風物詩である。 その反面、今年の夏はここ天龍寺では燕害に悩んでいる。 玄関...

未草-ひつじぐさ-

未草(睡蓮)の季節ですね。 朝開いて、夕方には閉じる事から、エジプトでの花言葉は、「復活」です。国花でもあります。 太陽信仰があり、水を大切に思う人々にとってはまさに、慈しむべき花であったのでしょう。 ツタンカーメン王の墓の中にも、ブルーの...
自坊つれづれ

お仏壇の購入

つい先日、自坊の檀家の独居老人のAさんの家に、年忌にあわせて購入された新しいお仏壇の開眼に出かけた。 今まではご縁のある方から譲ってもらっておられた古いお仏壇で、宗派様式が禅宗とは違うものだったので、それを処分して、新しいお仏壇にされたのだ...

半夏生(はんげしょう)の季節

「夏至から数えて11日目(現在は、天球上の黄経100度の地点を太陽が通過する日となっているそうだ)、だいたい7月2日~七夕頃までの間の日を、半夏生と言ってね、この花は、その頃にちょうど花を咲かせて、花のすぐ下の葉が白くなるから、半化粧とも言...
1.禅文化研究所の仕事

無文老師のことば

仏教、禅のことを勉強したい。 禅ってなに? 仏教って?  信仰って? 本を読んでみたいけど何から読めば・・・。 なんとなぁく、仏教、あるいは禅のことに触れてみたいな・・・と思われた時、その時の行動が後々自分の行く末や考え方、人生を変えるきっ...
チベットの草花

Flowers and Plants in Tibet -№10-

禅文化研究所客員研究員・李建華さんのご子息、叡(えい)さん による、チベットの草花の写真です。 チベットの厳しい自然の中でも、草は根を張り、美しい花を咲かせます。 今回の花は、皆さんも日本でよくご覧になられる花かと思います。 アガパンサス・...
本の刊行

『語録のことば 唐代の禅』

7月に出る新刊の一冊。駒沢大学教授小川隆先生の著書です。 本書は、唐代禅宗文献の思想史的解読を試みられているもので、主に馬祖系と石頭系の禅について、伝統的な読みとは異なった解釈をされています。 これは、小川先生があとがきでも書かれているよう...
1.禅文化研究所の仕事

栞いろは歌「禅のことをもっと…」

禅文化研究所は、「臨済宗・黄檗宗連合各派合議所(臨黄合議所)」の事務局も兼ねています。 例えば、浄土宗であれば、総本山知恩院といって、浄土宗をとりまとめる頂点ともいえる本山があるのをご存じですよね? じつは、よくお尋ねになる方もおられますが...
本の刊行

『内なる風景へ -禅の現在型をさぐる』

相国寺塔頭養源院住職 平塚景堂師によるエッセイ集。 季刊『禅文化』に掲載されたものが、一冊の本となりました。 東京芸大を卒業した異才の禅僧である著者は、絵を描き、作曲もされる。本書のカバーも著者の絵。 その時その時の話題や時事問題について書...

韓国 -ソウルの宗廟(チョンミョ)-

朝鮮王朝(李氏朝鮮)歴代の国王とその妃を祀るための祖廟。朱塗りの柱が林立する長大な正殿の南に石敷きの前庭が広がる。厳格な儒教様式で建てられており、質朴そのものの空間だ。余計な装飾は一切ない。おまけに正殿の背面は磚(レンガ)積みであった。 細...
京都

三室戸寺の紫陽花

西国観音霊場第10番札所、三室戸寺を訪れた。 どなたでも、あじさいの寺としてこの寺の名前はご存知であろうと思う。 ただ、その寺の縁起となると私も全く知らなかった。 実は本山修験宗の別格本山だそうな。約1200年前に、三室戸寺の奥、岩淵より出...
禅の寺

北鎌倉 東慶寺

臨済宗円覚寺派、松岡山東慶寺を訪れてきました。 研究所発刊の季刊誌『禅文化』に、今年の10月秋号より4回に亘って、東慶寺の寺庭婦人さんのエッセイが連載される予定です。 そんなご縁もあって、寺庭婦人さんによるブログ「まつがおか日記」がある事を...
自坊つれづれ

燕の巣立つころ

各地が梅雨入りしたという。 今年の梅雨は入りが遅いが、その期間も短いらしい。じめじめした季節は心地よくないので、それはうれしいことではある。 毎年5月、自坊の玄関に燕が巣作りにやってくる。去年巣だった子燕達が戻ってきて巣作りをするのだとか言...
京都

京都の「石舞台」蛇塚古墳

修学旅行で奈良県明日香村にある石舞台古墳を訪れた人も多いだろう。古墳の盛り土が失われ、巨大な横穴式石室の石材が露出していることで有名だ。蘇我馬子の墓との説もある。その不思議な光景は、被葬者の権勢を現わすとともに、古代の土木技術水準の高さをも...