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京都

閑院宮邸跡

京都御苑の地は、江戸時代には公家の屋敷がひしめき合う公家町であった。東京遷都後、荒れ果てた公家屋敷を取り壊し、周りを石垣土塁で囲って整備され、現在の御苑の姿が定まった。 閑院宮邸跡は、御苑内に残る唯一の公家(親王家)の邸宅である。近年まで環...

韓国 -仏国寺-

先日紹介した石窟庵と同じく、景徳王代の宰相金大城によりに建立されたという仏国寺を参拝する。 仏国寺の見どころは、何といっても見事な石造物であろう。伽藍全体が美しい石垣で築かれたテラス状の土地に建ち、その前面には、これもまた見事な石橋がかかる...
自坊つれづれ

大般若祈祷会

11日の日曜日、不肖の自坊にて、大般若経を転読する祈祷会を行なった。 ひどい北風が吹き荒れ、吹雪になったかと思えば、陽が照ってポカポカと暖かくなったりで、一日の中で三寒四温を思うような日となった。 この大般若祈祷会は、本来、お正月の三ケ日に...
4.スタッフ便り

雪の少ない冬でも、なごり雪となるか・・・

先日のニュースで、東京都内では、この冬、一度も降雪を観測していないと言っていた。観測史上初ということだそうだ。 確かにこの冬は暖かい。 つい1週間ほど前には、もう今にも芽が出て桜が開花しそうなほど暖かな日がきたかと思うと、この数日は一転して...

チョモラリとジュチュダケ -ブータン-

現在では廃墟となっているドゥゲ・ゾン。 このあたりは、初心者でも可能な一週間くらいのブータントレッキングの出発点だそうな。 好天に恵まれ、運よく2つの山が見られた。 ブータンでは、宗教上の理由から、この山を直接登る事はしない。 私がネパール...

石窟庵

石窟庵(ソックラム)は、慶州市街から東に入った吐含山の中腹にある。この山は古代より神聖視されていたようで、麓にも仏国寺などの仏教寺院が建立された。 中腹といってもかなり標高は高い。自動車で駐車場まで上り、さらに歩くこと20分。上の写真のよう...
京都

木蓮

三寒四温。 暖かくなったかと思うと、冬に逆戻りだったり・・・。 春はなかなかいっぺんにはやってきてくれませんね。 先週の暖かさで、蕾だった木蓮がいっせいに咲き始めました。 青い空に向かって大きな花を咲かせています。 春の花は、若葉が出る前に...
京都

京の香り

すっかり日も暮れてから自転車で京都の町を走る時、大通りから一筋入ると、京の道は真っ暗です。 それでも、いろいろな香りが漂っていて、季節のありがたみ、歴史ある町に住む喜びを感じられます。 どこからともなく香ってくる蝋梅も、もうすっかり終わった...
禅の寺

甲斐の国 塩山 向嶽寺

今年のNHKの大河ドラマは『風林火山』。そのご当地である甲斐の国にある、臨済宗の大本山向嶽寺に仕事で訪れた。 向嶽寺は山梨県甲州市(旧・塩山市)にあり、東京からだと新宿から中央線で1本でいけるのだが、京都からはなかなか交通の便が悪い。 名古...

韓国 -慶州の古墳-

韓国の慶州を日本に譬えるならば奈良に相当するだろう。   大卵から生まれた朴赫居世が新羅を建国したと伝えられるのが紀元前57年。それ以降、高麗に取って代わられる西暦935年まで、実に千年にわたって新羅の都であった。現在では典型的な地方都市だ...

職員研修旅行 -韓国-

2月22日から、2泊3日で韓国を訪れていました。 これから何回かに亘って、韓国のお寺や城、美術館などをスタッフよりご紹介していきたいと思います。 日本文化の源流とも言えるお隣韓国の風景をお楽しみ下さい。
チベットの草花

Flowers and Plants in Tibet -№7-

禅文化研究所客員研究員・李建華さんのご子息、叡(えい)さん による、チベットの草花の写真です。 チベットの厳しい自然の中でも、草は根を張り、美しい花を咲かせます。 専門家さえその品種を特定するのが難しい植物もあるとの事で、植物の詳しい説明は...

ダショー・ニシオカ -ブータン-

ダショーとは、日本人に解りやすく言うならば、イギリスでいう爵位「ナイト」や「サー」の称号のようなもの。 貴族や、政府高官、その他称号をいただくに値する事を成し遂げた人のみがブータン国王から授かるものだ。 そんなダショーの称号を授与された日本...
豆知識

ジャンケンポン

通勤時の満員電車の車内で、すぐ横の女子高生同士が会話をしているのを、聞くともなく聞いていたら、なんだか「グー」と「パー」だけのジャンケンの掛け声のことのようなのだ。「グーパーでほい」とか「グーとパーでほい」とか・・・ 数名の女子高生はそれぞ...
美術館・博物館

大和文華館-茶の湯と美術 茶人の美意識-

2月12日まで大和文華館にて開催されていた、「茶の湯と美術 茶人の美意識」を観に、最終日に漸く奈良へと足を延ばした。 国宝「雪中帰牧図」(李迪筆 南宋時代)や、室町時代の根来、仁清の「色絵おしどり香合」など、そうはお目にかかれない物がさほど...