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自坊つれづれ

降誕会と花折始

お彼岸も終わり、もうすぐ4月です。4月と言えば8日、降誕会(ごうたんえ)、お釈迦さまのお誕生日です。花御堂(はなみどう)を作り、小さな指で天と地を指す赤子のお釈迦さまをお迎えして盆の中に立て、甘茶をそそぐ、なんともほほえましい法要です。 降...
本の刊行

第5回白隠塾フォーラム「白隠と地獄」に行ってきました

箱根や富士山麓のサファリパークでは雪が積もったという、季節外れに寒かった去る日曜日、静岡県の沼津市駅前のプラザ・ヴェルデで開催された、第5回白隠塾フォーラム「白隠と地獄」に行って参りました。今回の講演は塾長である芳澤勝弘先生と、禅文化研究所...
本の刊行

棚卸し

平日だというのに、嵯峨の方に行くと、かように多くの観光客がみえています。大半は外国人のようでもありますが。 さて、年度末となり、禅文化研究所も毎年、この時期になると棚卸しという作業が待っています。そういうときには、編集室のメンバーもの原稿や...
自坊つれづれ

境内の花たち

週初めの朝、起きると表に出て適当な花を見つけては伐り、束ねて研究所まで持ってきては、ところどころに花を生けたりしているのですが、今日は週末なので境内の花を見て回って、写真にだけ収めてきました。 もう東京では桜が開花したと聞いていますが、こち...
自坊つれづれ

彼岸会

一昨日のブログでは山田無文老師の「お彼岸さん」という講話をお読みいただきました。これらの無文老師の提唱や講話は、主に神戸の祥福僧堂にて雲水や信者さん達に対して話されたものが録音記録してあり、それを禅文化研究所で文字に起こして書籍にしたもので...
各派管長・老師のことば

お彼岸さん

今日は春のお彼岸お中日です。皆さん、ご先祖さまのお墓参りはおすましになりましたか?さて、今回は山田無文老師の「お彼岸さん」という講話を、少し長いですがご紹介いたしましょう。なお、文中「和っさん」と出てくるのは、「和尚さん」を端折って親しみを...
京都

季刊『禅文化』は、花園会館にありました

季刊『禅文化』を、花園会館と南禅会館の客室に置かせてもらうようになったことは、別のスタッフが2月に本ブログで紹介しましたが、禅文化研究所の所員で、花園会館や南禅会館をよく利用するのは、在宅で仕事をしていて、時折上洛する小生くらいなものです。...
自坊つれづれ

平安を祈る

二階の寝室で寝ていると、ぐらぐらと大きな揺れを感じて、目覚めるとめまいのように天井が揺れている。慌てて枕元の携帯だけを手に取り階下に降りていくと、家人たちが来客と何食わぬ顔で話をしていた……。先週土曜日、3月11日朝方にみた夢でした。あの3...
自坊つれづれ

雲水さんは楽しみだ

わたしは、時々、僧堂に行って、雲水さん達と一緒に、漢詩のイロハを勉強している。もちろん、制間中という、いわば、雲水さん達の休暇中を利用してのことである。制中となれば、坐禅と入室参禅のみだから、文字をあつかうようなことは出来ない。わたしは想像...
美術館・博物館

特別展「原の白隠さん」

花園大学歴史博物館では、来たる4月3日(月)~6月10日(土)のあいだ、白隠禅師250年遠諱記念「原の白隠さん -松蔭寺と静岡沼津伝来の禅画・墨蹟」展を開催されます。 今年の白隠禅師250年遠諱正当に合わせて、昨年秋より3部にわけて開催され...
禅の逸話

逸話(11)白隠門下 その6-峨山慈棹(2)

前回に続いて、峨山慈棹禅師の逸話を2話ご紹介します。 1)峨山和尚―柏樹賊機の公案― 峨山和尚は、松蔭寺で修行中、寺尾という所に庵居し、〈疎山寿塔(そざんじゅとう)〉の公案に参じていた。 ある日、ハタとその公案がわかり、思わず手に香炉を捧げ...
本の刊行

みずからのみずからの自由を、人からとじこめられるな

「ブログ禅」を御覧になっている人の中には、将来、禅の研究者を目指しておられる人もおられると思います。これは、小生のせつない希望ですが。 小生は、ただいま、ある依頼を受けて、仙台藩四代藩主、伊達綱村公の語録?『如幻三昧集』を読んでいます。 「...
デジタルアーカイブス

デジタルアーカイブズ事業 大本山方広寺での調査

2月22日(水)~24日(金)の三日間、静岡県浜松市にある大本山方広寺へデジタルアーカイブ宝物調査に行って参りました。 現在NHKで放送中の、大河ドラマ「おんな城主直虎」の撮影舞台となった場所でもあります。 調査の内容は、掛け軸の形態、品質...
講演会など

第5回白隠塾フォーラム「白隠と地獄」

来たる3月26日(日) 13時~16時に第5回白隠塾フォーラム(主催・駿河白隠塾/後援・沼津市)が開催されます。 会場は、静岡県沼津市の沼津駅北口にあるプラサヴェルデ3階コンベンションホールB。 第1部では「白隠禅師が生きた時代と原宿」と題...
各派管長・老師のことば

白隠禅師シンポジウム【東京会場】おわりました

去る2月18日(土)、東京の日経ホールにて「白隠禅師シンポジウム【東京会場】」が行なわれました。 「白隠さんとわたし」というテーマに基づき、横田南嶺老師(円覚寺派管長)と芳澤勝弘氏(花園大学国際禅学研究所顧問)の講演と、その後、司会の細川晋...