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自坊つれづれ

柿の実

秋も深まってきました。というより、もう冬の入り口ですね。 各地の専門道場の多くでは、雲水殺しの異名をもつ「臘八大摂心」の真っ最中。今年3月の遠諱報恩大摂心に参じた雲水達も、歯を食いしばって坐っている事だろうと思います。 さて、柿の実は、年に...
禅の寺

道元禅師初開道場 興聖寺(宇治)

ご存知のとおり、弊所は主に臨済宗の研究機関でありますが、もちろん同じ禅宗のひとつ、曹洞宗ともいろいろなご縁があります。この禅文化研究所の刊行物のなかで、おもに語録類の訓注を担当しているN師は、もともと在家出身ですが、現在は曹洞宗寺院の僧侶。...
滋賀

瓦屋寺(滋賀)

もう京都の紅葉も終わりですが、各地では今年は例年より少し早く紅葉を楽しめたのではないでしょうか。友人知人からFacebookで寄せられてくる情報をみていても、いつもより早いんじゃないかっていう書き込みが多く感じられました。急に肌寒くなったか...
禅の逸話

逸話(5)越後の良寛さん―その3

近頃、囲碁の名人とAIコンピューターが勝負をして、やれコンピューターが勝った、いや、やはり名人が勝ったと、かまびすしいことですが、良寛さんにも、囲碁にまつわるこんなお話が二つ。 【和尚の碁打ち】 良寛和尚は、囲碁が好きで、負ければ機嫌が悪か...
3.その他の寺社

法界寺(山科)

次号の季刊誌『禅文化』243号で、佐々木日嘉里先生が連載の「部分から全体へ」で紹介される、山科の醍醐にある法界寺を訪ね、記事中に掲載するお堂の写真を撮影取材に行ってきました。 このお寺は真言宗醍醐派の古刹で、藤原氏の北家にあたる日野家の菩提...
禅の寺

白隠フォーラムin神勝寺

常栄寺でのフォーラムの翌日(11月20日)、広島県福山市の神勝寺で白隠フォーラムが開催されました。神勝寺は今から50年ほど前に創建された臨済宗建仁寺派の寺院で、地元の企業グループにより運営され、広大な境内には多くの伽藍や施設が建立されていま...
禅の寺

白隠フォーラムin常栄寺

花園大学国際禅学研究所と臨済宗黄檗宗連合各派合議所が共催しての白隠フォーラムが、11月19日、山口市の常栄寺で行なわれました。常栄寺は臨済宗東福寺派の専門道場であり、雪舟等楊の作と伝えられる庭園(雪舟庭)が有名で、紅葉と相まって多くの参拝者...
臨済禅師・白隠禅師大遠諱

特別展「禅―心をかたちに―」入場者10万人!

臨済禅師1150年・白隠禅師250年遠諱記念 特別展「禅―心をかたちに―」の入場者が10万人を超え、18日にセレモニーが行われました。 セレモニーに参加されたのは、東京都からお越しの新井恵さん。ご家族・ご友人と来館された新井さんには、東京国...

「中国旅行記3(玉仏寺・豫園観光)」

鄭州の空港から中国最大の都市、上海へ。この日の天候は曇りで、非常に湿度が高く、かなり蒸し暑い1日だったことを憶えています。空港からバスに乗り約30分で玉仏寺に到着しました。玉仏寺は1882年に創建され、創建者がインドからの修行の帰りに、ミャ...

「中国旅行記2(嵩山少林寺)」

8時半にホテルを出発し、中国河南省登封市にある五岳(中国の五大名山)の一つ、嵩山の麓にある禅宗発祥の地、少林拳の総本山、嵩山少林寺へ参ります。少林寺に到着するまでの壮大な山々。少林寺到着。少林寺の創建は496年ということですが、1928年の...

「中国旅行記1(竜門石窟)」

本ブログですでに別のスタッフが報告していました「臨済禅師1150年遠諱 日中合同法要記念訪中」の記録。解団後に組まれていた長い方のコースでは、洛陽の龍門石窟、崇山少林寺、そして上海の玉仏寺や豫園を訪ねました。3回にわたって、その旅行記を書い...
滋賀

大本山永源寺 開山寂室禅師650年遠諱法要

去る11月7日、雲一つない晴天の下、永源寺派大本山瑞石山永源寺(滋賀県東近江市)にて正燈国師650年遠諱法要が厳かに執り行われた。建長寺派、建仁寺派、大徳寺派、円覚寺派の管長をはじめ、僧堂師家や諸尊宿が大勢参列され、また檀信徒や一般来賓で大...
美術館・博物館

泉屋博古館 特別展「高麗仏画-香りたつ装飾美」

京都は岡崎にある、泉屋博古館に行ってきました。南禅寺、永観堂、法然院など有数の紅葉名所が建ち並ぶエリアとあって、一帯は大混雑だったのですが館の周辺は、こんなに静か。山裾の瀟洒な美術館です。泉屋博古館は住友家が蒐集した美術品を保存・展示する施...
本の刊行

最高の一日

去る夏の日、『訓註 永源寂室和尚語録』(永源寺開山語録研究会編)全3冊箱入りが、小生の山寺に届けられた。この本にたずさわって何年になるだろう。2年3年は没頭していた。 本を作る製作者には、この日が一番うれしい。 特に小生の場合、漢文の1字1...
美術館・博物館

「近世京都の宮廷文化 ~宮廷大礼文化の風景~」展

昨日のブログ禅で書いた光雲寺に遺る東福門院像は、現在、この「近世京都の宮廷文化 ~宮廷大礼文化の風景~」展に出品されています。まことに京都ならではの展覧会、お運びになってみては如何でしょうか。 上記リーフレットの裏側も掲載させて頂いておきま...