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美術館・博物館

午歳の春 ―北村美術館―

“竹花入”といえば、戦場で竹を切って即興で花入れを作り、花を生けた利休さんが有名で、その後掛花入れとして茶室でももてはやされましたが、これを置き専用の花入れとして発案されたのは、宗旦四天王の一人、藤村庸軒だそうです。そんな庸軒の、置き花入れ...
禅の寺

開山栄西禅師800年遠諱特別展 栄西と建仁寺 ―東京国立博物館―

本年、開山栄西禅師の遠諱の正当年を迎えておられます建仁寺さん。 その特別展が、東京国立博物館にて、3月25日(火)より開催されます。今回は巡回は無く、東京のみでの開催の模様。これは期間中に是非とも足を運ばねばなりません。国宝風神雷神図屏風や...

今週の花

自宅で花を生けてみましたが、せっかく咲いた花を摘んで、自然から恵みをいただいたからにはたくさんの人に見てもらおう・・・と、研究所に持参し、生けています。上写真は、伊賀の土楽さんのお庭でいただいてきたお花。梅も椿も良い枝ぶりで、どの枝をいただ...
4.スタッフ便り

春のおとずれ

古都奈良に春を告げるお水取り。東大寺で行なわれる十一面観音悔過の行も先週終わりましたね。いよいよ春がやってきます。奈良がお水取りなれば、私の実家があります兵庫県では、春を告げるのはいかなごの釘煮であります。他府県の方からすれば驚きでしょうが...
禅の寺

恵林寺宝物調査

既に2月末の話となってしまいましたが・・・・・・。 山梨県の恵林寺さんに宝物調査でお邪魔しました。大雪の後でしたのでどうなることかと思いましたが、道路の雪は解け、無事にたどり着き、調査を終える事ができました。いつもの雪の風情・・・というもの...
禅の寺

東福寺涅槃会のごあんない

東福寺さんにて、涅槃会の法要が執り行われます。特筆すべきは明兆作の大涅槃図が公開される事!!!皆さま必見です。美術館でガラスケースごしに拝見するのではなく、実際の法要、儀式でどのように軸が使われているのかをご覧いただきたいものです。さらに、...
美術館・博物館

道教・仏教と人物の書画 ―澄懐堂美術館―

三重県は四日市にあります澄懐堂美術館にて、「道教・仏教と人物の書画」が開催中。 なかなかに希な展覧会です。詳細はサイトにてご確認ください。私もまだ訪れた事の無い美術館ですが、今後注目していたいと思っています。

静寂

何ヶ月かに一度だけでも、大自然の中に身を置きたいと思っています。以前訪れました長野の友人宅に、雪の中の静寂を求めてお邪魔してきました。2~3キロ先までは人が住んでいない山の中。友人たちと自分の気配、あとはログハウスの餌場にやってくる小さな鳥...
臨済禅師・白隠禅師大遠諱

臨済禅師・白隠禅師遠諱関連行事について

円覚寺の境内には梅の花が咲き誇っていて、春の訪れを感じました。3月3日(月)、第6回目となる大坐禅会についての会議が円覚寺で執り行なわれました。 本年6月27日に、有楽町にて開催予定の講演会の内容について協議が行なわれ、いよいよ、当日に向け...
禅の寺

心の洗濯

毎月第4土曜日にとある坐禅会に参加させていただいてます。 坐禅はしてみたいものの、朝6時からの早朝坐禅に参加するまでの気合いがなく調べていたところ、朝9時からの坐禅会がを見つけ、参加するようになり早5回・・・・・・。 毎回20人~25人程お...
4.スタッフ便り

神戸の街を訪れて

最近、温暖化による環境の変化で自然災害の話題がメディア等で多く放映されています。 先日、神戸に行く予定があったので時間の合間に神戸港のメリケンパークにある阪神大震災のメモリアルパークに行ってきました。 神戸のお洒落な町並みからは想像もできな...
禅のことば

にほひおこせよ梅の花

東風吹かば にほひおこせよ梅の花 あるじなしとて 春を忘るな   菅公 上司が自坊より持ってきてくれました梅の花。馥郁たる香りが研究所に満ちています。 そうするとやはり思い出すこの菅原道真公の歌。 そして上にご紹介しました軸は、『渡唐天神画...
4.スタッフ便り

13歳のハローワーク

小さい頃に想像した「将来の自分」と「現在の自分」、重なる部分はどれくらいありますか。 少し前の話になりますが、今年の「小学生の人気職業ランキング」が話題となっていました。というのも37位が、なんと「シャーマン」だというのです。 「村上龍 1...
2.禅の文化

祖師像のいわれ

「開山堂の開山様の木像は、何年に作られたものなのか」という質問が舞い込んだので、少し調べてみた。 この開山堂というのは、妙心寺の微笑庵のことで、その堂内に関山慧玄禅師の木像が安置されている。結論から言えば、この木像は、大永八年(1528)に...
1.禅文化研究所の仕事

事務局だより

まもなく3月。年度末を迎えるこの時期は事業や予算の作成など、次年度に向けての準備作業に追われます。 さて、今年は創立50周年にあたり、研究所所蔵墨蹟展や講演会などの関連事業が4月から始まります。従来の事業でも、一般や寺院向けのセミナーや勉強...