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藩老本多蔵品館 -金沢市-

安土桃山~江戸時代にかけての歴史に興味があり、茶道をしているのであればなおさら……“五万石の壺”の異名を持つルソン壺、“村雨の壺”を拝見しに、加賀八家(1万石以上の禄高を持つ加賀藩の重臣)筆頭でもある、本多家の蔵品館を訪れました。 加賀本多...

鈴木大拙館 -金沢市-

私の中では、兼六園よりも、21世紀美術館よりも、ここ最近では“金沢”といえば、“鈴木大拙館”に訪れるのが一番の楽しみとなりました。 前回訪れたのは、雪のお正月でしたので、今回の新緑の頃もまた新鮮なこと。時間を気にしない旅であれば、いつまでで...

新緑の兼六園

新緑の金沢を旅してきましたので、少しずつご紹介したいと思っています。 まずはお決まりの兼六園。 どの季節に来ても、加賀百万石の栄華とはまさにこの事か......と思わされるようなスケールの大きさ、隅々までゆき届いた美意識には感嘆してしまいま...
本の刊行

『知日』 発刊

中国に、日本のことを紹介する専門誌があります。その名も『知日』。この度4月に発刊された号は、嬉しい事に、“禅”特集。 弊所の『禅文化』215号 技を訪う―仏具木地師 加計穣一』を転載したいとのお話をいただきましたので、掲載していただき、冊子...
京都

開館30周年記念名品展 -野村美術館-

新緑の美しい南禅寺界隈にあります私設美術館。野村美術館を訪れました。 現在、開館30周年記念の名品展が開催中。 何年にも亘り、何度も足を運んでいますと、同じ名品に遭遇する機会が度々得られます。 「前にもう見たし今回はいいか……」というのでは...

ベランダ花便り

出勤前。 五月晴れの空のもと、少しの時間でも花と触れ合う時間を取ると、良い一日のスタートが切れます。 たとえ小さなベランダの一角でも、毎日の植物の変化には一喜一憂。 暖かくなるにつれ毎日ぐんぐんと蔓を伸ばして来たジャスミンが、甘い香りを漂わ...
滋賀

スマホアプリ「ビワイチ」

禅文化研究所の事業としてリリースしているスマートフォンアプリ「京都禅寺巡り」を製作した、日本システム技術(株)が、先月、「ビワイチ」というAndroid版スマホアプリをリリースされました。またつい先頃、iPhone版もできたようです。どちら...

叡山すみれ 命の循環

小さきものにも確実に存在する、命の循環。 我が家の小さなベランダでも、精一杯に咲き、可憐な花を楽しませてくれた叡山すみれ。 花が終わると、ぷっくりと種を抱えるようになります。 いつはじけるかな?!と楽しみに待っていますと、昨日の朝、はじけて...
3.その他の寺社

岩木山神社 -青森県弘前市-

憧れの岩木山神社参拝。あいにくの天気で、鳥居の向こうに拝めるはずの御神体・岩木山がお隠れになったまま……。弘前城の桜を見た前日には、雪を抱いた頂上が町からも拝見でき、その神々しさに溜め息が。はるか古より、この地に住まう者たちが代々崇めたのも...

青森・弘前城 お堀の桜

新緑の眩さに桜の記憶も薄れる頃、東北へ旅する機会を得ました。 どうかな?!と期待に胸を膨らませ訪れた青森。弘前城の桜は今が盛り。土曜日(5月11日)の雨でだいぶ散りましたが、上写真のような光景を拝む事ができました。 土曜日にはこんな様子でし...
京都

室町の花 観世宗家展 -承天閣美術館-

相国寺(ただいま春の特別拝観中)内にあります承天閣美術館にて、-室町の花 観世宗家天-が開催中です。私自身、お能には若い頃より惹かれてやまない為、楽しみにしていた展観でした。 第一展示室から、数々の名工の技をこらした能装束。どのような番組の...
滋賀

お田植祭

比叡山麓某所。有り難い事に、お田植祭(田植えの際に、稲作の成功を祈る神事)に参加させていただきました。 稲が順調に育ち、実りをもたらしてくれるまでには、様々な厳しい自然条件を乗り越えなくてはなりません。我々にはどうしようもない領域の事です。...
4.スタッフ便り

恩師の言葉

先日、恩師の退任パーティに出席しました。変わらぬ笑顔の恩師を囲むと、古希を控えた先輩方から今春卒業したばかりの後輩まで一様に学生の顔に戻ってしまうのは何とも不思議です。 さて。そんな風に素直な学生の気持ちで拝聴したせいか、壇上での恩師の挨拶...
美術館・博物館

狩野山楽・山雪 -京都国立博物館-

京都国立博物館・狩野山楽・山雪の展観にお邪魔してきました。 紆余曲折ありながらも、常に強力な外護者を得て、当時高価な顔料もふんだんに用いた、色鮮やかで力強い描写に圧倒される人が多い事かと思います。 が、やはり、「あぁ、良いものだなぁ……」と...
4.スタッフ便り

山菜狩り

山菜採りの名人に付き従い、わらび狩りに。都会で生まれ育った私には、足元に生えていても見えていない事が多く、しかられながらも、随分と慣れてきたように思います。 人に出会う事も無いような山中で、茶花図鑑でしか見たことの無いような茶花に出くわし、...