美術館・博物館

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逸翁美術館-千家のお茶と職家のお道具-

この逸翁美術館では、阪急グループの創始者である、小林一三翁の所蔵品を公開している。 いつもは、逸翁(小林一三の雅号)が日本のみならず、世界各国でみつけて来た-見立て-の道具(元々は茶道具ではないものを、茶道具とみたてて使う)が数多く展示され...
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雪月花と地球温暖化

3/11(日)まで、岡崎の細見美術館にて、「雪・月・花 展」-雛かざりとともに- が開催中なので、先日訪れてみた。 日本における、冬の雪・秋の月・春の花。 日本人が古来より愛してやまないものたち。  日本人は、季節をいくつにも分けて、その季...
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野村美術館 -茶・花・香-

雨の降る休日、野村美術館を訪れた。 ここにはいつも、名品中の名品が揃っている。 今回、私の心に深く残ったのは、千利休筆「妙」の字。 どういう思いで利休さんはこの一字をしたためたのか・・・。 その他、禅僧の古墨跡なども展観されており、一代で、...
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細見美術館 -江戸琳派展-

12月10日まで、細見美術館において、-江戸琳派 抱一・其一の粋-と題して、恒例の琳派展が開催されていた。 今回は、江戸時代の琳派のものばかりが展示されており、酒井抱一・鈴木其一など有名どころから、その弟子達など、江戸の琳派を充分に楽しめる...
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造形芸大学生主催-蓬莱図-

都路華香展を観に京都国立近代美術館に訪れると、何やら入り口の所で声をかけられた。 聞くと、京都造形芸術大学の学生によるプロジェクトで、「手形で巨大蓬莱仙境図を作ろう!」とのこと。 手の形を取って、それに感謝の言葉を書いて欲しいとの事。 この...
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京都国立近代美術館-都路華香展-

先に述べておくと、私は日本画に詳しくもなければ、知識もなく、チケットをいただので是非行ってみようと思っただけで、この-都路華香(つじかこう・明治3年~昭和6年)-なる画家も知らなかった。 -日本画-とだけ聞くと、何となく重々しい画を想像して...
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表千家北山会館-九州古陶磁名品展・田中丸コレクション-

街路樹のイチョウが黄金に輝く北山通り。 その通りに面して、ここ、表千家北山会館がある。 現在、特別展「九州古陶磁名品展-田中丸コレクション-」が開催中だ。>12/17(日)まで・無休 九州の実業家であり、表千家先代の即中斎宗匠とも親交厚かっ...
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仏像展 -東京国立博物館-

東京方面への出張中、時間に恵まれたので、東京国立博物館で開かれている特別展 「仏像 一木にこめられた祈り」を鑑賞してきた。 この仏像展の情報は、関西でもポスターやテレビでの情報を見かけたこともあるからだが、実は、数多い観音様の仏像の中で私が...
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京都国立博物館 京焼-みやこの意匠と技-

各地の美術館から、京焼の名品が里帰りしている。(11/26まで) 京焼というと、仁清・乾山などの鮮やかな雅びなものをすぐに思い起こすが、 京都御苑の、公家町跡から発掘された生活用の陶器を見たり、さすがは京博での展示ともなれば、仁清などでも、...
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まぼろし?の正倉院展と興福寺国宝

奈良国立博物館で、第58回正倉院展が開かれている(平成18年10月24日~11月12日)ので、文化の日につられて、その翌日、三連休の中日に奈良を訪ねた。 多少の混雑は想像していたのだが、甘かった。奈良国立博物館のある奈良公園ちかくの道路は大...
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吉村作治の早大エジプト発掘40年展

京都伊勢丹の7階にある、美術館「えき」にて、吉村作治先生の40年の軌跡をたどる展示を観に出かけた。>11/26まで開催中。 そういえば、小学生の頃から、「エジプトに行ってみたい!」と憧れを抱くようになったのも、吉村先生の影響だった。エジプト...

金沢 -21世紀美術館-

21世紀美術館。 この手の美術館を敬遠しがちな私であるが、美術の仕事に携わる人から行くべきだと言われ訪れてみた。 楽しい!!!  建物も展示内容も近代的。 なのに古都金沢にマッチしている。 浮いた存在にならず、この古都に上手に溶け込んでいて...
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逸翁美術館 -細川護熙・加藤静允 数寄に生きる-

大好きな両氏の展示会とあって、楽しみに出かけた。 細川さんは還暦に政界を去り、晴耕雨読の日々を送られている。 私が初めて個展を拝見したのはもう何年も前の事。京都の骨董屋にて、初めての個展をされた時の事であったかと思う。 そこは白洲正子さんゆ...
1.禅文化研究所の仕事

西村惠信所長といく -禅と文化の旅-

恒例の、【禅文化研究所 日帰りバスツアー】のお知らせです。 紅葉で混み合う京都を避け、今回は滋賀(甲賀・信楽)を訪れます。 京都と同じく歴史深い近江の里で、美しい自然と美術に触れ、禅の寺にて 西村惠信先生のお話を拝聴し、共に学びましょう。 ...
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北村美術館 -漸寒(ややさむ)-

-漸寒- 秋の半ばから末にかけての寒さを、次第に、とか徐々に、という意味の「漸(やや)」を使って「漸寒(ややさむ)」といいます。秋の季語でもあります。 禅宗の書物にも、10月頃の事をいうのに、-漸寒-という言葉が使われている事があります。 ...