伊吹山 4 山野草Part3

通常のトラノオとはうってかわって、ごくごくかわいらしいイブキトラノオ。 こちらはルリトラノオ。瑠璃色が美しいです。こちらも茶花としてよく用いられます。 これはイブキアザミ。 最後にキンミズヒキ。黄色い花がとても涼しげです。 どれもこれも愛ら...

伊吹山 3 山野草Part2

本日も伊吹山の草花の紹介。 これはカワラナデシコ。 茶花としてもよく用いられるかわいらしい花です。 黄色いのは菊科のメタカラコウ。白い泡だった花は、シシウド。シシウドは山でよくみかけますね。 ヤマアジサイ。大きく咲き誇るあじさいの花もいいで...

伊吹山 2 山野草Part1

冬は雪に閉ざされる伊吹山であるが、春から秋にかけて、とても沢山の花が咲き乱れる。 これから何日かに亘って、伊吹山の草花を紹介したい。 8月に訪ねると、まずはシモツケソウが一番きれいに目立つ。 調べて知ったのだが、シモツケソウとシモツケはよく...

伊吹山 1 百花繚乱のお花畑

かの関ケ原の合戦があったあたり、滋賀県と岐阜県の県境にある標高1377mの山が伊吹山である。 日本百名山の一つでもあるこの山は、ヤマトタケルノミコトに関する神話があったり、『源氏物語』の「関屋」の巻にも出てくるので、伊吹山は歌枕にも使われる...

近江八幡の水郷

筆者の自坊からそう遠くない、滋賀県近江八幡市には、琵琶湖につながる水郷地帯がある。 群生する葦の間を入り組んだ水路が通っていて、安土の内湖へと繋がっているのだ。 ご覧の通り、人口建造物が見えないポイントもたくさんあり、私のお気に入りのスポッ...

-赤膚焼(あかはだやき)- 奈良

奈良の中心部から少し車を走らせた所にある赤膚焼の窯元(奈良市と大和郡山市に点在)。 遠州七窯の一つにも数えられている。  奈良へ観光でやって来ても、ここを訪れるのはお茶かお花をする方だろうか。 焼き物好きが訪れる窯元という感じの場所では無い...

春日大社

奈良県は春日大社を訪ねた。 奈良公園の山側に位置するここは、緑に包まれて神聖な空気が流れているようだ。 参道をいくと、苔むした沢山の石灯篭がならび美しい。 境内にはいると神殿の回廊などにはたくさんの灯篭が釣り下げられている。 ちょうど我らが...

韓国 -ソウルの宗廟(チョンミョ)-

朝鮮王朝(李氏朝鮮)歴代の国王とその妃を祀るための祖廟。朱塗りの柱が林立する長大な正殿の南に石敷きの前庭が広がる。厳格な儒教様式で建てられており、質朴そのものの空間だ。余計な装飾は一切ない。おまけに正殿の背面は磚(レンガ)積みであった。 細...

伊勢神宮の朝

朝のお伊勢さんの空気は格別だ・・・とのお誘いを受けて、久々にお伊勢参りへとでかけた。 参道に立ち並ぶ店の軒には、燕の巣だらけ。まだ観光客も訪れていない朝、親燕達がせわしなく餌を求め飛び交う。 天照大神をお祀りする内宮への道は、朝8時半頃とい...

またいつか・・・ -ブータン-

何度かに亘って、ブータンの旅日記を書いてきたが、今日が最後。 あまりにも居心地の良かったブータンを去る日は何かもの悲しい気分だった。 「たかだが8日間ほどの旅でその国の事をわかったと思うな」、「たかが旅行客に何がわかる・・・」と言われるのは...

柳生の里 -あたやの石仏-

車で前を通った時に、なんとなく雰囲気を感じて川を挟んだ向こう側を見ると、木の影からこのあたやの石仏が見えたので車を降りてお参りしたが、本来歩いてお参りすべき石仏郡のひとつである。 元々、このあたやの石仏のあたりには阿対(あたい)寺があったら...
京都

第3回 西村惠信所長と行く、“禅と文化”の旅

平成19年5月30日(水)、たくさんの方にご応募いただいた“禅と文化”の旅、第3回目を終えました。 くわしい行程はこちら 【承天閣美術館 若冲展-釈迦三尊像と動植綵絵-】 この日はあいにくの雨(実は禅と文化の旅、雨の日が多いのです。雨男・雨...

柳生の里 -天石立神社-

巨石を御神体とする、天石立(あめのいわたて)神社を訪れた。 少し汗ばむような陽気の日、この神社へと続く道は頬をなでる風がひんやりとして心地よい。 鬱蒼とした木々の中を進んでいくと、ゴロゴロと巨石が・・・。 四つの巨石の総体を、天石立神社と呼...

韓国 -景福宮-

ソウル中央部に位置する李氏朝鮮の王宮である。1392年に朝鮮王朝を開いた李成桂は漢城(ソウル)を都と定め、宮殿として景福宮を造営した。ソウルには徳寿宮、昌慶宮、昌徳宮、慶熙宮など、いくつかの宮殿遺構が存在するが、その中でも景福宮は正宮と位置...

柳生の里 -柳生家墓塔 芳徳寺-

柳生家菩提寺、芳徳寺にて、柳生一族が眠るお墓へお参り。 緑溢れる敷地を少し歩いて行った所に、歴代が眠っている。 何代も続けて、先祖代々の地に眠る・・・。現代では少なくなってきた事だろう。