豆知識

本の刊行

肩こりに……

いきなり、足なんかの写真で申し訳ありません。 研究所では、ほぼ一日中、パソコンに向かってキーを打っていたり、ゲラ刷りを読んで校正に当たっていたりするせいか、肩こりがひどくて、月に一度くらい整体に通ってしまう私です。さらにじつは最近、いわゆる...
豆知識

梅雨までいざようのか

皆さん、九州北部から近畿地方は、未だに梅雨入りしていないのです。いったいどうしたことでしょうか。ひょっとすると、このまま梅雨が来ないのではないかと思えるほど、これを書いている6月25日の京都の空も、真っ青に晴れ上がっています。 梅雨が来ない...
豆知識

半分、青い。

NHKの朝の連ドラ「半分、青い。」が終わりましたね(実はこれを書いているのは最終週のクライマックスをむかえるあたりで最終話を観ていませんが)。どの連ドラも観てきたわけではないのですが、なんとなく今回はビデオに撮って夜観ることにしていました。...
自坊つれづれ

作務で蜂などに刺されたときに

豪雨が去り、梅雨が明けたと思ったら猛烈な暑さです。 豪雨被害の復興をされている被災地の皆さんのご苦労を思うと、薄っぺらに思えて、労うための言葉さえ見つかりません。今のところは自分は自分に与えられた仕事を精一杯こなしていくしかないなと思います...
豆知識

旧暦と新暦との季節感相違

五月、満山新緑の好時節になってまいりました。 さて、このブログをお読みの人は、いささかでも禅録をお読みだと思います。そこで、とまどわれるのは、旧暦と新暦との季節感のズレだと思います。 旧暦の一・二・三月は、春です。現代人が、寒さに凍えている...
禅の逸話

仏誕生

昨日は4月8日。お釈迦さまの誕生日でした。 祖師がたの「降誕会」の偈頌を読む機会もあると思います。 その中で、「雲門」や、その異称の「韶陽」が出れば、雲門文偃の以下の拈評を言います。 マーヤーの右脇から誕生したばかりの世尊は、七歩あるいて、...

浴梅

旧暦の偈頌や語録、漢詩ばかりを読んでいる小生は、正月を迎えて、気分は既に春なのですが、現実、新暦で生活している小生のもとには、いっこうに春はやって来ません。それどころか、テレビニュースでは、数年来の寒波襲来と、雪害の模様を流し続けています。...
京都

妙心寺にて白隠禅師250年慶讃法要!

昨日、5月11日、臨済宗妙心寺派の大本山である妙心寺にて、白隠禅師250年慶讃法要が勤められました。 これは臨黄合議所の遠諱法要とは別に、大本山妙心寺が勤修されたものです。ブログタイトルになぜ「!」を敢えて打ったか。じつはこれが歴史的なでき...
豆知識

南極老人星はカノープス?

わたしが現在読んでいる書物は、仙台藩4代藩主、伊達綱村公の『如幻三昧集』という語録です。その中に、元禄2年(1689)、江戸で作られた「老人星見(あら)わる」という題の七言絶句があります。 「老人星」は、詳しくは「南極老人星」と言い、この星...
豆知識

還暦

小生、めでたく、還暦を迎えました。60歳です。 還暦とは、干支(えと)を一周することです。 「生まれは、酉(とり)です」と簡単に言って来ましたが、干支は、十干と十二支との組み合わせですので、「酉」だけでは、本当は、不十分なのです。還暦を迎え...

日本三大なんとか

現在読んでいる江戸中期の語録に、宮城県の松島を歌って、「扶桑第一の境」という言葉が出て来ました。「日本一の景色」という意味です。 松島と言えば、京都の天橋立、広島の安芸の宮島とならんで、「日本三景」の一つに数えられ、それはそれは美しいところ...
豆知識

いろは歌

先日、奈良にあります喜光寺で、「いろは歌」に意味があるというお話を伺いました。このお寺は薬師寺の別格本山になるのだそうです。 小学生の頃に通っていた習字教室の先生に、通い始めてすぐ教えてもらい「いろはにほへとー、ちりぬるをわかー」と大きな声...
豆知識

三日の桜

世の中は 三日見ぬ間に 桜かな世の中は 三日見ぬ間の 桜かな ことわざにもなっている、有名な歌で、江戸時代の俳人、大島蓼太の歌と伝わっています。どちらが正しいのかは、もちろん分かりません。 普通の辞書は、どちらの歌も、世の中は、三日も見ない...
自坊つれづれ

唯我独尊

誕生釈迦仏立像(奈良時代・7世紀) 東京国立博物館 研究情報アーカイブズより 「唯我独尊(ゆいがどくそん)」。生まれたての釈尊が言われた言葉だそうです。よく知られている言葉ですが、おおもとは、『毘奈耶雑事』巻二十に、「足、七花を蹈(ふ)んで...
自坊つれづれ

降誕会と花折始

お彼岸も終わり、もうすぐ4月です。4月と言えば8日、降誕会(ごうたんえ)、お釈迦さまのお誕生日です。花御堂(はなみどう)を作り、小さな指で天と地を指す赤子のお釈迦さまをお迎えして盆の中に立て、甘茶をそそぐ、なんともほほえましい法要です。 降...