豆知識

禅の寺

先祖代々の墓

お盆にお墓参りに行ってきた。新しい霊園には「翔」「夢」など、思い思いの文字が書かれた墓石もかなり増えてきたが、実家の墓地は村の共同墓地で、「先祖代々之墓」「〇〇家之墓」などと彫られた角柱形のものが主流である。 これらの墓は、彫ってある文字が...
4.スタッフ便り

女というのは・・・

久しぶりに楽しい言葉に出会った。 ジョージ秋山の『浮浪雲(はぐれぐも)』。連載八百回記念という今号は、なんとか良い妻をめとって子どもに恵まれていい生活をしようと生真面目一本でやってきた男のおはなし。ほのかに思いを寄せる女性はいるが、一歩が踏...
2.禅の文化

居士 -こじ-

戒名に使用される「居士」という尊称。 本来は在家でありながら仏道に精進する男性を称する語でした。 仏教で使う居士の語は、サンスクリットの「グリハパティ」、すなわち「家の主人・家長」の訳語ですが、特にインドの四姓の中のヴァイシャ階級の資産家を...
4.スタッフ便り

美しい国、日本?! -アレックス・カー氏-

7月15日、TBS『情熱大陸』というTV番組に、アレックス・カー氏が出ておられた。 どのような方かはこちらで>『情熱大陸 アレックス・カー(東洋文化研究家)』 様々な仕事をこなしていらっしゃるが、その全ての根底にあるのは、-本当に美しいもの...

半夏生(はんげしょう)の季節

「夏至から数えて11日目(現在は、天球上の黄経100度の地点を太陽が通過する日となっているそうだ)、だいたい7月2日~七夕頃までの間の日を、半夏生と言ってね、この花は、その頃にちょうど花を咲かせて、花のすぐ下の葉が白くなるから、半化粧とも言...
豆知識

いろは歌

「いろは歌」は周知の通り、ひらがな四十七文字を一度だけ使って作られた今様体の歌謡である。『涅槃経』の文句「諸行無常、是生滅法。生滅滅已、寂滅為楽」と同じ意であるとも言われる。 現代では弘法大師作は否定されている。その根拠の一つに、ア行の「え...
豆知識

ジャンケンポン

通勤時の満員電車の車内で、すぐ横の女子高生同士が会話をしているのを、聞くともなく聞いていたら、なんだか「グー」と「パー」だけのジャンケンの掛け声のことのようなのだ。「グーパーでほい」とか「グーとパーでほい」とか・・・ 数名の女子高生はそれぞ...
本の刊行

覚阿上人 ―『五灯会元』に収録された唯一の日本人―

この度、禅文化研究所から出版された『訓読 五灯会元』全三巻は、中国禅僧約二〇三〇人の伝記を収める大著の初の訓読本である。 その中にただ一人だけ、日本人が収録されている。平安末期の覚阿(一一四三~?)である。実は、大日能忍や明菴栄西に先んじて...
4.スタッフ便り

情報をよむ

昨今は大学の履修科目に、メディア・リテラシー(media literacy)というのがあってなかなか面白そうだ。これは種々の媒体(メディア)を通して氾濫する情報を、批判的にどう読み取り、自らの考えをどう伝えるかという能力を培うための学問のよ...
豆知識

ひげ2 -男の象徴-

近頃若い人にひげを伸ばしている人が多くなった。 しかし新モンゴロイド人種は一般に体毛が薄いので、様になっている人は少ない。 その点西洋人は実に立派なひげを蓄えるものである。 古代ギリシャにも、ひげを蓄える風習があった(特に初期)。 しかし古...
豆知識

ひげ1 -眉鬚堕落-

禅語に「眉鬚堕落(びしゅだらく)」というものがある。 眉やひげが脱け落ちてしまう、と言う意味であるが、言語を弄してみだりに仏法を説くと、その罪で眉やひげが脱け落ちてしまう、とのことである。 弟子のためにあえて言葉で仏法を説く場合は「不惜眉毛...

紀州備長炭

和歌山を訪れた際、備長炭を作っている所を訪ねてみた。 水やご飯を美味しくし、部屋の空気を浄化。靴箱や冷蔵庫では脱臭材。 紀州の備長炭は、身体にも自然にも優しく、万能なので愛用中。 最近では、シックハウスから住む人を守ると注目されているようだ...
豆知識

中秋の名月

今年の中秋の名月は十月六日とのことである。 そう言われて始めて気付くということは、月の満ち欠けは私の普段の生活に、もはやほとんど関係がないものとなってしまっていることを示している。 多くの現代人にとっても、この状況は同じであろう。 これは、...
4.スタッフ便り

ガラスは液体!?

「ガラスは液体だ」 ある人が、こう主張しているのを聞いて、はじめは「またお得意の詭弁が始まった」程度に聞いていた。 しかし調べてみると、満更嘘でもないらしい。むしろ化学の世界では常識に属することのようだ。 我々の感覚においては、ガラスはどう...

おくらの花

おくらの花をご存知ですか? 葵や芙蓉の花に似ていて、淡い黄色のとても美しい花を咲かせるんです。 この花の後におくらがお日様向かって大きくなるんですよ。 まさかおくらが上へむかって大きくなるとは、私もつい最近まで知りませんでした。 ネバネバし...