職員オススメ本・映画

職員オススメ本・映画

よしもとばなな作品

自分が見えないようにしている痛い所をえぐり出されて見せられ、目を背けるわけにはゆかない。対峙しなければならない。悶絶しながらよしもとばななさんの本を読んでいる私ですが、彼女の作品の常として、最後に一筋の光明が差します。まさに目から鱗、救われ...
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全生庵住職の本『坐禅のすすめ』

今年の新年早々に幻冬舎から出版された新刊のご紹介です。 弊所には古くから出している同名の書籍『坐禅のすすめ』(山田無文・平田精耕 他著)がありますが、まったく違うタイプの本です。 著者の平井正修(ひらい・しょうしゅう)師は、東京は谷中の全生...
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『秘花』

瀬戸内寂聴さんの『秘花』を読みました。 題名からもおわかりのように、世阿弥の生涯を描いた作品です。 昨年は忙しすぎて、好きだったお能の世界から遠ざかっていましたが、この本がまた呼び水となり、ふつふつとあの幽玄の世界へ入ってゆきたい衝動に駆ら...
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美しい坐相

ページをめくり、ハッとしました。 今読んでいる本、『まあ坐れ』(著・小池心叟老師/直心禅会刊)にありました、小池心叟老師の坐相です・・・・・・。修行を重ねられた老師その人の内深くからにじみ出る美しさ、静けさ、その輝きに勝るものなしです。この...
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『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』

劇場で見逃した映画がDVDにてレンタル開始。さっそく観てみました。『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』 優雅な老後海外生活を夢見て、イギリスからインドにやって来た7人の熟年男女。 聞いていた話とは違う!近い将来豪華になる予定?!のぼろぼ...
4.スタッフ便り

いつかは・・・・・

風外慧薫「布袋」:奇品堂蔵 「私にはまだ男としての未来がある」と強く信じた老人は、何十年も連れ添った妻と離婚する。悲嘆に暮れた妻は自殺を計った挙げ句、占い師に心を預ける。夫婦の一人娘はキュレーターとしてギャラリーで働き、売れない作家の夫を養...
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『妙好人』(鈴木大拙/法藏館)

初めて聞いた言葉でした。 浄土真宗の篤信者を、こう呼ぶのだそうです。語源は、『観無量寿経』の「念仏者は人中の分陀利華〔白い蓮華〕」という一節。仏さまの徳を表わす蓮華(中でも貴い白蓮華)にたとえられるほど素晴らしい人、という最高の賛辞のようで...
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『野菜のごちそう しばにさんちの食卓Ⅱ』宮本しばに

以前にもこちらで、友人の本『野菜料理の365日 ~しばにさんちの食卓~』をご紹介させていただきましたが、このたび新たなる一冊が発刊されました。 『野菜のごちそう しばにさんちの食卓Ⅱ』 今回ももちろん、野菜料理の豊富なレパートリーが紹介され...

大浦天主堂

少し間が空きましたが、長崎では黄檗宗の聖福寺をお参りした後、信徒発見の舞台としても有名な、大浦天主堂を訪れました。江戸幕府によるキリシタン弾圧、信仰の禁止、司祭や神父、教会などのよりどこを失うという艱難辛苦を堪え忍び、長きに亘り信仰を守り伝...
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禅に学ぶ『家族に想いを伝えるエンディングノート』

少々長いタイトルではあるが、つい先頃、角川書店から発刊された、今、流行のエンディングノートの一冊である。 著者は田口誠道師。長野県にある臨済宗妙心寺派長昌寺の住職であり、行政書士でもある珍しい僧侶である。以前より、青山社から出されていた『エ...
禅の寺

長崎の聖福寺 -黄檗宗のお寺-

所用で長崎へと行っておりましたので、空いた時間はもちろんお寺めぐり。 長崎といえば、黄檗宗の四福寺が有名です。 崇福寺、興福寺、福済寺、聖福寺。そのうちの聖福寺を訪ねてみました。 中国風の文様や吉祥を意味する意匠が随所にみられ、多くの唐人が...
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『人生、行きがかりじょう 全部ゆるしてゴキゲンに』(ミシマ社)

とても面白い本を読みました。自称・日本初の「酒場ライター」である、バッキー井上さんの新刊です。「画家」「踊り子」「ひとり〝電通〟」を経て現在は「漬物屋店主」「居酒屋店主」でもあるバッキーさんが選ぶ言葉は、かなり独特。本書は、バッキーさんが多...
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『Canta! Timor』  -職員オススメ映画-

東ティモール。“敵”ということばを持たない人たちの住む国。“敵”。あえて言うなら、「今は違う方向を向いている者」。インドネシアの人々に対して、怒りは無い。あるのはただ悲しみのみ。 かねてより必ずや拝見したいと思っていた、東ティモールがインド...
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『野菜料理の365日 ~しばにさんちの台所~』宮本しばに -職員おすすめ本-

先日は普茶料理の本をご紹介しました。 精進料理でも、臨済宗と黄檗宗では違いますし、色々あるわけですが、今回は私の友人の野菜料理のみのレシピ本をご紹介させてください。 『野菜料理の365日 ~しばにさんちの食卓~』 宮本しばに 野菜のみのお料...
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2012年秋企画展『東嶺圓慈―禅画と墨蹟―』図録販売のお知らせ

昨年秋に、花園大学歴史博物館と企画展「東嶺圓慈―禅画と墨蹟」を共催しましたが、図録の発刊が会期中にできませんでした。この度、ようやく本展の図録が完成しました。 花園大学のWEBサイトにありますように、花園大学歴史博物館より販売を開始いたしま...