2.禅の文化

禅のことば

恭賀新禧  -2010年 元旦-

画 西村惠信 明けましておめでとうございます。 今年も当研究所の発展に、倍旧のご協力とご支援を頂きますよう、スタッフ一同に代わってお願い申し上げます。 さて、禅語に「虎は是れ山獣の君」というのがあります。虎こそは獣の中の筆頭だ、ということで...
禅のことば

-如日出時、不合於暗、智慧日出、不与煩悩暗倶- えしん先生の禅語教室 その12

-如日出時、不合於暗、智慧日出、不与煩悩暗倶- 日の出ずる時、暗に合せざる如く、智慧の日出ずれば、煩悩の闇と倶ならず 南岳懐讓の法を嗣いだ馬祖道一(ばそ どういつ/709~788)禅師の言葉です。朝、東の空から太陽が上がると、昨夜から地上を...
禅のことば

お釈迦様お悟りの日 -成道会-

本日12月8日には、仏成道会が各寺院で行なわれる。 お釈迦様が菩提樹の下で7日間の坐禅の後、12月8日の暁の明星をご覧になって、お悟りを得て仏になられた、仏教徒にとってはとても重要な日である。 上の写真は、自坊にある「出山釈迦像」の軸である...
禅の寺

大徳僧堂の錦

先日、大徳寺を訪れた際の写真です。 僧堂の紅葉がそれは見事で美しく、しばしみとれました。 そう、まさに先日、12月1日からは臘八大摂心* が始まっていますね。
禅の寺

松島 瑞巌寺

日本三景の一つ松島にある瑞巌寺は、奥州随一の禅寺で伊達家の菩提寺として知られる。 天長5年(828)、慈覚大師円仁によって開創され、当時は延福寺と呼ばれていた。現在の建物は、慶長14年(1609)、伊達政宗公が桃山様式の粋をつくし、5年の歳...

秋深き永源寺にて

先にブログ禅で報告した、第8回西村惠信所長といく“禅と文化”の旅で訪ねた永源寺。紅葉の事前情報では「色づきはじめ」といったことだったが、訪ねてみると、まだ緑の葉も残すものの、真っ赤に紅葉した葉も有れば、黄色く色づいた葉もあり、見事なグラデー...
禅の寺

妙心寺 禅の心と美  -名古屋市博物館-

11月23日まで名古屋市博物館にて、【特別展 開山無相大師650年遠諱記念-妙心寺 禅の心と美-】が開催中です。 東京国立博物館、京都国立博物館と、妙心寺開山無相大師650年遠諱事業の一環として、順次開催されて来ましたが、今回は展示内容もま...
禅の寺

遠州龍潭寺

奥浜名湖の北、井伊谷(いいのや)にある龍潭寺は臨済宗妙心寺派の寺院である。源義朝や源頼朝に仕えた井伊氏の菩提寺で、戦国時代に徳川家康に仕えた井伊直政は、彦根城主に出世している。直政の遺言により建立された彦根の龍潭寺は分寺にあたる。 奥山にあ...
禅の寺

チベット・タンカ絵師 馬場崎研二・帰国展 -京都・退耕庵-

東福寺塔頭、退耕庵にて、チベットタンカ絵師・馬場崎研二さんの帰国展が開催されます。 詳細は下記のとおり。普段は非公開の塔頭にての展観です。 是非この機会にお立ち寄り下さい。 -馬場崎研二- 長崎県佐世保市生まれ。 慶応義塾大学法学部政治学科...
禅のことば

-生死事大、無常迅速- えしん先生の禅語教室 その11

-生死事大、無常迅速 しょうじじだい むじょうじんそく- 禅寺の玄関に、「板」(はん)という、客が打って来訪を知らせる四角い木板が掛かっているのを見たことがありませんか。ほんらいこの縦横50センチの分厚い板は、禅の専門道場の坐禅堂に懸けられ...
4.スタッフ便り

二十年振りに親友に会った。二年前に小学校の教師を退職して、大阪にひとりで暮らしている。京都駅の中央改札口で待ち合わせをした。彼はまるで森のなかに一人でいるように、雑踏の改札口に、しんと佇んでいた。昼食を一緒にした。料理が運ばれてきたとき、彼...
禅の寺

大徳寺塔頭 特別公開情報

昨年の大徳寺での紅葉 先日所用があり大徳寺へでかけた所、特別公開をしている塔頭がありました。 いずれも普段は非公開の寺院ですので、秋の京都へのご旅行を計画されている方は、是非訪れてみられてはいかがでしょうか。 【黄梅院】 春林宋俶を開祖とす...
禅の寺

神戸 祥福僧堂

墨蹟の撮影にて、神戸市内にある祥福僧堂を訪れました。 こちらの僧堂は、禅文化研究所初代所長の山田無文老師がおられた僧堂です。現在の師家は、木村太邦老師です。 僧堂を訪れると、とても興味深いので色々と観察する私ですが、いつも、どちらの僧堂に伺...
京都

宇治茶まつり

10月4日、晴れ渡る空のもと、名水汲み上げの儀に始まった毎年恒例の宇治茶まつり。 今年は最も尊敬する茶人、堀内宗心宗匠がお献茶をされるとの事ででかけてきました。 この宇治茶まつり、中国から茶の種を持ち帰った栄西禅師(ようさいぜんじ)と、栂尾...
禅の寺

法常寺 -亀岡市-

9月のはじめ頃、愚堂国師の墨蹟撮影の為、亀岡市にある臨済宗妙心寺派の法常寺を訪れました。 こちらの開山は江戸初期の禅僧、一絲文守(いっし・ぶんしゅ)です。永源寺の中興の祖としても有名です。 都を離れ、山深いところを好んだ一絲が25歳の時にこ...