2.禅の文化

各派管長・老師のことば

禅僧のことば -建長寺 吉田正道管長-

「DVD 禅僧が語る」シリーズの続編撮影のために、厚い雲に覆われた梅雨空の中、建長寺派管長である吉田正道老師のおられる、鎌倉・建長寺の小方丈を訪ねた。 今回は関東での撮影のため、撮影スタッフのほとんどは東京から出てもらっている。1時間半ほど...
各派管長・老師のことば

禅僧が語る -方廣寺 大井際断管長-

臨済宗を代表する高僧方に混迷の時代を生きる指針を語っていただく「禅僧が語る」の第2シリーズの収録を開始した。今回ご出演いただいた大井際断老師は、今年94歳になられたが、矍鑠として方広寺派の管長職と僧堂師家をされている。 幼少の頃のお話から、...
京都

大いなる哉 心や -栄西禅師-

来たる平成26年の“建仁寺開山栄西禅師800年大遠忌”にむけて、研究所でも遠忌事業の一環として、書籍の発刊など、建仁寺さんからの依頼にてお仕事をさせていただいております。 栄西(ようさい)禅師といえば、中国より茶の種を持ち帰り、広く一般に喫...
各派管長・老師のことば

『新版 明治の禅匠』 新刊のご案内

幕末から明治維新、そして廃仏毀釈の激動の時代に、命がけで禅の法灯を紡いでこられた宗匠方の記録が新版で復活(7月17日発売予定)です。一昔前の禅僧、居士の気概とはこういったものであったのか…と、現代日本人が教えられる事が多々あります。 ご予約...
本の刊行

『禅の寺 臨済宗・黄檗宗15本山と開山禅師』 新刊のご案内

新刊のご案内です。 以前研究所から発刊しておりました、『禅の寺』が、装い新たに総カラー、ムック体裁本にて復活します! 意外にも、臨済宗黄檗宗の本山全てが詳しく紹介された本というのは他にありません。 研究所職員もこれは必携!と思える一冊となっ...
4.スタッフ便り

山口・洞春寺 -愚堂禅師墨蹟撮影行にて-

九州での愚堂禅師の墨蹟写真の撮影を終えた帰り、高速道路が日曜祝日1000円であることをいいことに、少々寄り道をして、山口市にある名刹・洞春寺に立ち寄った。 ここは、南禅寺僧堂師家の清光軒・日下元精老師が住持となっている、建仁寺派の寺院である...
禅と文化の旅

第7回西村惠信所長といく“禅と文化”の旅2 -東福寺・芬陀院-

禅のことば

-本来無一物- えしん先生の禅語教室 その8

-本来無一物- 今回は床の間によく掛かっている、「本来無一物」という禅語についての勉強です。これは達磨大師から六番目に当たる祖師、六祖慧能(えのう)大師が述べられた言葉です。慧能の語録である『六祖壇経』(ろくそだんきょう)は、禅僧の語録であ...
禅の寺

鎌倉へ -円覚寺-

臨黄合議所関係のお仕事にて、鎌倉は円覚寺(臨済宗円覚寺派の大本山)を訪れていました。 6月の鎌倉といえば、紫陽花や岩がらみなどで有名な寺もあり、北鎌倉の小さな駅のホームは溢れんばかりの人でした。 是非、鎌倉を訪れた際には、数々残る禅の古刹を...
禅の寺

妙興寺仏殿 蟠龍図 -愛知県一宮市-

愚堂禅師の墨蹟撮影にて、愛知県一宮市にある妙興僧堂(妙興寺)を訪れた。 老師御自ら境内をご案内下さり、仏殿天井の珍しい蟠龍図に一堂感嘆の声をあげた。 この天井の蟠龍図、西洋画家の山喜多次郎太(1897~1965)画伯によるものである。 多く...
4.スタッフ便り

十牛図便箋

研究所で働くようになって、「おぉっ、さすが!このようなものを使っているとは!」と感心したのが、この十牛図便箋です。 個人的にもかなり気に入っています。京都の“自休菴”さんのもので、臨黄ネットのお買い物サイトにてご購入が可能です。 ちなみに我...
禅の寺

平林寺 -埼玉県新座市-

9月にフランスで行なわれる第11回東西霊性交流への禅僧派遣依頼のため、埼玉県新座市にある平林寺(へいりんじ)を訪れた。 平林寺は、武蔵野の一角、野火止台地に15万坪に及ぶ境内地を有する臨済宗妙心寺派の名刹である。東京都に隣接し、開発化されて...
本の刊行

岐阜の寺には大山蓮華?!

愚堂東寔禅師の墨蹟撮影の為、何軒かの岐阜のお寺(全て臨済宗)にお邪魔していました。 そこで「ほ~(感心)」と思ったのは、この季節に山奥にひっそりと大輪の気高い花を咲かせる大山蓮華が、多くの寺で見られた事。それも、それなりに昔から植わっていた...
禅のことば

-応無所住、而生其心- えしん先生の禅語教室 その7

-応無所住、而生其心 おうむしょじゅう にしょうごしん- 今回は、禅宗が大事にしている『金剛経』の中の、「応無所住而生其心」という一句について勉強しましょう。難しい漢字の行列ですが、「応(まさ)に住(じゅう)する所無くして、而(しか)も其の...
禅の寺

今年のつばめ -天龍寺-

天龍寺では、昨年はつばめの糞に憤慨して、連日廊下を掃除に追われ、つばめ専用公衆トイレの設置を叫びたくなるほど燕害対策に翻弄されました。 今年は5月中旬にやっと玄関前に1つ巣を作り、そろそろ雛も誕生しているようです。 1つ2つの巣をかけている...