2.禅の文化

本の刊行

おしらせ -日曜美術館「妙心寺」・白隠禅画墨蹟集-

何度かこちらでもおしらせしましたが、5月10日まで、京都国立博物館において、“特別展 妙心寺”が開催されています。関連して、私も大好きな番組、4月12日のNHK教育テレビ『日曜美術館』で下記のとおり放送があります。 4月12日(日) NHK...
京都

不審花開今日春 -京都・霊鑑寺の椿-

今年もありがたい事に、3月28日~4月5日まで、別称“鹿ケ谷比丘尼御所”・“谷御所”とも呼ばれる門跡寺院・霊鑑寺(臨済宗南禅寺派)が公開されていました。 ブログでも何度かご紹介しておりますが、春と秋・椿と紅葉の美しい時期に限り1週間ほど特別...
各派管長・老師のことば

妙心寺開山650年大遠諱へ その2

遠諱団参の続きである。 退蔵院を出た後、仏殿と法堂の間で集合写真をにこやかに撮っていただいて、檀家さんたちは法堂へ案内され、私たち住職は大方丈の隣の寝堂で出頭用の法衣に着替え待機。
禅の寺

霊鑑寺の特別公開

今年も椿で有名な尼門跡寺院、霊鑑寺の特別公開が始まっています。 >3月28日~4月5日まで。 京都へおでかけの際は是非こちらへもお運び下さい。 08年の霊鑑寺 07年の霊鑑寺
禅の寺

妙心寺開山650年大遠諱へ その1

大本山妙心寺の開山無相大師650年遠諱法要にお参りする遠諱団参のために、先日、自坊の檀家さんたちを引き連れてお参りしてきた。 法要は一日3回に分けて行なわれるのだが、自坊の教区は、午後2時からの第3回目。そのため、朝から大型バスで出発して、...
1.禅文化研究所の仕事

京都 臨済宗本山の桜

南禅寺 法堂と桜 禅文化研究所は、臨済宗黄檗宗連合各派合議所(臨黄合議所)の事務局も兼ねています。 ですから、禅文化研究所のお仕事と、臨済宗黄檗宗関連のお仕事、どちらもさせていただいております。 本日(3/30)、臨黄ネットの広報活動として...
京都

天龍寺の枝垂れ桜

京都嵐山にある天龍寺(臨済宗大本山)。 百花苑の枝垂れ桜がそれは見事(3/26の写真)です。 花冷えする日でも、ひと目美しい花を…、禅寺の空気を…と、たくさんの参拝客で賑わっていました。 これからの季節、嵐山に咲く桜と併せて我々の目を楽しま...
禅のことば

-不識- えしん先生の禅語教室 その4

霊源慧桃 達磨画賛禅文化研究所蔵 『伝灯録』などによると、菩提達磨はインドから中国へやってきたとき、金陵の都で梁の武帝に会見したことが伝えられています。武帝という皇帝は日本の聖徳太子のように、外来の仏教を熱心に受け入れようとした人で、時の人...
禅の寺

面壁坐禅しない臨済宗 -映画『禅 ZEN』を機会に-

以前の映画『禅ZEN』の感想にて、道元禅師の曹洞宗と、我らが臨済宗とでは坐禅の方法が違う云々…という事を少し書いたが、今日はそれについて触れたいと思う。 映画「禅 ZEN」でも禅堂でのシーンが何度も出てくるが、臨済宗との坐禅方法の違いを一言...
禅のことば

-祖師西来意・そしせいらいい- えしん先生の禅語教室 その3

-卓州胡僊 蘆葉の達磨画賛- その他禅文化研究所 所蔵墨蹟はこちら 一般に「祖師」と言うと、禅宗の法灯を伝えた歴代の祖師のことですが、ここではインドから中国へやってきた「菩提達磨」(ぼだいだるま、達摩とも書く)個人を指しています。そう、選挙...
禅のことば

禅語かるた”だるま”

これは禅語かるた「だるま」というものである。 花園大学の旧・禅的教育研究所(H14~H19)の事業として、同研究所の編集委員によって100の禅語を選定され、かるたにされたものである。 昨年(2008)の10月15日(達磨忌の日)、芸臺幡(う...
禅のことば

-梅は寒苦に耐えて咲く- えしん先生の禅語教室 その2

季節柄もう一つ、「梅」の話をしておきましょう。 禅僧はあまり普通の花を描いたりしませんが、蘭・菊・梅・竹などはよく描いています。これらは「四君子」として尊ばれるだけに、いずれも高い気品を備えているものばかり。 ここでは梅の木を採りあげましょ...
各派管長・老師のことば

命の絆とは -自殺者年間3万人、11年連続に-

不景気、派遣切り、世界規模での不況で、世の中真っ暗。 年間3万人を超える自殺者が連続11年を記録した。驚異の数字である。 年間3万人というと、単純計算でも一日82人もの貴重な命が断たれているわけである。 個人的には、国が定額給付金をばらまく...
禅のことば

-拈花微笑- えしん先生の禅語教室 その1

禅寺に咲く白梅 ブログを覗きにくる何人かの人から、禅のことをもっと分かりやすく教えて欲しい、と書いてこられていますので、所長みずから初歩的な禅語を選んで、なるべく易しく説明させて貰おうと、本日より教壇に立ちました。 生徒さんが増えて、教室が...
禅の寺

冬の庭

落葉樹の葉がすっかり落ちてしまったこの季節、我が寺の庭は寂しい佇まいを見せている。昨年は雪で覆われる日も何日かあったのだが、今年は全くといっていいほど積雪がなく庭の変化も楽しめない。 中央にある紅葉の木は樹齢も古くかなり弱ってきており、昔の...