2.禅の文化

禅の寺

北鎌倉 東慶寺

臨済宗円覚寺派、松岡山東慶寺を訪れてきました。 研究所発刊の季刊誌『禅文化』に、今年の10月秋号より4回に亘って、東慶寺の寺庭婦人さんのエッセイが連載される予定です。 そんなご縁もあって、寺庭婦人さんによるブログ「まつがおか日記」がある事を...
滋賀

信長忌

425年前の天正10年(1582)6月2日、明智光秀の謀叛により、京都の本能寺で織田信長は自刃した。その直後、安土城は謎の出火により消失したという。築城してまだ3年が経ったばかりであった。 今はその城址を残すばかりで、天下の名城と呼ばれたそ...
禅のことば

浄頭 -ちんじゅう・じんじゅう-

6月。食中毒対策からも、清潔が一層要求される季節となりました。 さて、玄関とトイレを見れば、その家庭のすべてが分かると言われます。玄関ももちろんそうですが、トイレ掃除の行き届いていない家は、内面生活も荒廃しているのではないかと疑ってしまいま...
京都

第3回 西村惠信所長と行く、“禅と文化”の旅

平成19年5月30日(水)、たくさんの方にご応募いただいた“禅と文化”の旅、第3回目を終えました。 くわしい行程はこちら 【承天閣美術館 若冲展-釈迦三尊像と動植綵絵-】 この日はあいにくの雨(実は禅と文化の旅、雨の日が多いのです。雨男・雨...
2.禅の文化

「禅文化の継承」 花園大学創立記念日にて

現在、禅文化研究所では、今年の秋には発刊を予定している堀内宗心宗匠の『歩々清風』という禅と茶についての書籍の編集をしている。 そんな折、とても興味深い催しが花園大学の創立記念日において催された。去る5月25日、花園大学無聖館でのこと、『禅文...

柳生の里 -柳生家墓塔 芳徳寺-

柳生家菩提寺、芳徳寺にて、柳生一族が眠るお墓へお参り。 緑溢れる敷地を少し歩いて行った所に、歴代が眠っている。 何代も続けて、先祖代々の地に眠る・・・。現代では少なくなってきた事だろう。

柳生の里 -柳生家菩提寺 芳徳寺-

兵法の 梶をとりても 世の海を        渡りかねたる 石の舟かな 中学生か高校生の頃だったか、この柳生石舟斎の句を耳にし、なんとなく「かっこいいな」と思ったものの、特に柳生の里にまで足を向ける気にもならずに過ごしていたが、先日やっと訪...
禅のことば

「死んだらどうなる」-『無文全集』飛ばし読み(2)-

「人間が死んだら霊がどうなる」とか、「魂がどうなる」とか、そういうことが問題にされるのですが、仏法では問題にしないのだ。死んでからの霊というものを問題にしないと同時に、生きておるうちから霊というものは問題にしない。我というものは問題にしない...
滋賀

寂室禅師生誕奉賛茶会 於:永源寺

去る5月13日、滋賀県は東近江市にある臨済宗の大本山、永源寺を訪れた。 毎年、開山様の誕生日に近い日曜日に献茶式が行われ、表千家・裏千家・遠州流・煎茶道泰山流のお席と、法堂で番茶席が設けられる。 今年は天候にも恵まれ、参会者は新緑鮮やかな中...
禅のことば

「ご利益」-『無文全集』飛ばし読み(1)-

多くの宗教というものがご利益というものを教えるのであるが、禅宗はそういうことを言わんのが建前である。自分の外にある神さまを拝んで、そのご利益をいただく、人間はそういう力のない奴隷的なもののごとくに、多くの宗教は教えるのであるが、そうではない...
京都

大徳寺月釜

毎月28日は利休さんの月命日という事で、大徳寺聚光院では法要が行なわれ、大徳寺内の塔頭にて釜が懸けられる。 4月は聚光院が表千家担当で、総見院では茶筅供養、そして、玉林院・三玄院・興臨院・瑞峯院・大慈院の各塔頭にて、表千家の先生方が釜を懸け...
京都

『尊氏と天龍寺』展 於:天龍寺

嵐山天龍寺において、5月5日まで、『尊氏と天龍寺』展が開催中だ。 尊氏が描いたとされる「蘆葉の達磨」など、足利家と天龍寺の縁の深さを思わせる名品などが本堂内に展示されている。 曹源池の新緑も目に鮮やかなこの季節。 お出かけになられる方には是...
禅の寺

奈良 円照寺

後水尾天皇の第一皇女、文智内親王(梅宮さま)が開山の門跡寺院。 法華寺、中宮寺と並んで大和三門跡寺院の一つで、現在は臨済宗妙心寺派の寺院、本尊は如意輪観音である。 花の好きな後水尾天皇の影響を受けてか、開山の梅宮さまも、奈良の豊かな自然の中...
京都

霊鑑寺の椿

待ちわびていた霊鑑寺(臨済宗南禅寺派)の特別拝観。 鹿ヶ谷の傾斜を利用して造られた池泉観賞式庭園は、敷地を巧みに利用しており、尼門跡寺院の格式に相応しく、寺の境内としては広いとは言えない中にも、趣深く凛とした姿をみせている。 緑の海のような...
禅の寺

浮御堂 海門山満月寺

琵琶湖に浮かぶ近江八景の一つ「堅田の落雁」として有名な浮御堂。 琵琶湖大橋から近い堅田の町にあるこの御堂は、実は臨済宗大徳寺派の海門山満月寺という禅寺であるのをご存じだろうか。 もとは約千年以上前の長徳年間に、比叡山の恵心僧都が、琵琶湖の湖...