禅の寺

禅の寺

半夏生の庭園特別公開 -両足院-

臨済宗大本山建仁寺山内にあります塔頭、両足院さんが特別公開中です。半夏生とは、七十二候の一つ。ちょうど昨日が夏至でしたが、この夏至から11日目が“半夏生”とされています。 そして、その頃に花を咲かせるから半夏生、または花のすぐ下の葉が、半分...
禅の寺

如意庵茶寮 安寧 -鎌倉・円覚寺山内-

まるで自身がお寺の静寂の中に溶け込んでしまい、まさに安寧を得るかのような・・・・・・。 お寺カフェやお寺バーというものに若干否定的な私でしたが(研究所の見解ではなく、私個人の趣味です)、仕事後に、“円覚寺 如意庵茶寮 安寧an-nei” に...
京都

動植綵絵 複製画公開 -相国寺-

臨済宗大本山相国寺方丈において、伊藤若冲筆の動植綵絵の複製画が公開中です。この動植綵絵、元々は相国寺蔵でありましたが、明治の廃仏毀釈で寺が弾圧を受けていた折、境内地を守る為に手放されたものであります。いわばこの三十幅が境内を守ったわけで、そ...
禅の寺

土が良ければ・・・

「土が良ければ、何でも大きくちゃんと育つんです。人間も一緒」。 見たことも無いような大きなねぎ坊主が、揃いに揃って太陽の方を向いて背伸びをし、スナップエンドウははちきれんばかり、サニーレタスはまるで美しい花が咲き誇るかのよう。 瑞々しく、生...
サンガセミナー

向き合う

“自分との向き合い方”といえば、ほんとうに色々な方法があります。代表的な坐禅はもちろんの事、茶の湯やヨガに瞑想、読書に旅・・・数えればきりがありません。 わざわざ何かをしなくとも、日々の生活の中で最も重要で、当たり前のように繰り返される自身...

安楽寺 その2 -信州上田-

昨日につづきまして、信州は上田にあります安楽寺参拝についてです。 国宝八角三重塔につきましては、このサイトに詳しいので、引用させていただきます。 *** *** *** 木造八角三重塔は、木造の八角塔としては全国で一つしかないという貴重な建...

安楽寺 その1 -信州上田-

仕事でもプライベートでも、寺ばかり訪れている私ですが、先日は信州上田を訪れました際、かねてから念願であった安楽寺(元は臨済宗・現在曹洞宗)を参拝しました。 鎌倉時代、塩田流北条氏の領地として栄えた塩田平(現在の上田市)の地は、当時の政治の中...
京都

坐禅と朝バッハ  於:妙心寺金牛院

お声かけいただき、出勤前にちょっとユニークな早朝坐禅会に参加して参りました。「朝バッハ」付きというのが、普通の坐禅会にはない試みです。しかしそもそも、朝バッハってなに?坐禅の後にコンサートでもあるのでしょうか。それとも、流行の兆しが見えるド...
禅のことば

内面からの美しさ

私も楽しみに拝読させていただいております、鎌倉は円覚寺さんの“居士林だより”。 横田南嶺老師の提唱内容を、在家の方にもわかりやすいようにご紹介くださっています。 4月20日より、入制大攝心と申しまして、一週間集中的に坐禅の行をされる期間に入...
禅の寺

縁のふしぎ

昨今のSNSと呼ばれる各種ツールの拡がりによって、まだ直接には出会った事の無い方と出会ってみたり、他の方の考え方をネット上で知る機会が増えたりと、おおよそ昔では考えられなかった環境に私たちは生きています。物事には何にしても良い面と悪い面があ...
京都

南禅寺管長 臨済録提唱 於:南禅院

おはようございます。 本日10時より、南禅寺山内・南禅院にて、南禅寺派管長・中村文峰老大師による臨済録提唱があります。これは、臨済禅師1150年遠諱に因んで開催されるものです。是非みなさまご参集いただきますよう宜しくお願い申し上げます。
禅の寺

不審花開

自然界の奇跡的な造形を見る時、神仏の、宇宙の“はからい”を特に感じることができます。いったい何が、この花を開かせるのでしょう。 東京・麟祥院にて。
京都

「もうひとつの京都」展

本日は催しのお知らせです。 3月18日より名古屋の三越にて、京都の工芸作家による合同展覧会が開催されます。季刊『禅文化』に季節の切り絵をご提供いただいている、切り絵作家・田中道男さんも出展されます。 田中さんの切り絵は「絵画」「工芸」「写仏...
禅の寺

麟祥院つれづれ -東京都文京区-

おはようございます。 麟祥院さんでの宝物調査、つづいております。あまりに美しい椿がたくさん咲いているので、まずは麟祥院椿図鑑を。椿の種類は2000以上もあるといわれ、さすがに私も数種類くらいしかわかりません。 そして、お昼をいただきに外へ出...
禅の寺

麟祥院 -東京都文京区-

おはようございます。 宝物調査にて東京に来ております。くしくも東日本大震災より4年目となる今日をこちらで迎えますのは、本来どこにいようが心を向けることは可能ではあるはずですが、関西におりますのとまた違う緊張感を抱くような心地でおります。鎌倉...