禅の寺

禅の寺

曝凉のおしらせ 於:大徳寺

10月14日(日)、秋晴れの心地よい空気の中、大徳寺の宝物の虫干しが行なわれます(本坊にて9:00~15:30)。 約100点ほどの絵画・襖絵・墨跡などが展示されます。 中でも、かの有名な牧谿(もっけい)の水墨画「観音猿鶴図」は特に美しく、...
2.禅の文化

一休さんの袈裟

室町時代の一休宗純禅師(1394~1481)が晩年を過ごされた一休寺(酬恩庵・京田辺市)に残る、一休さん着用の「五条袈裟」の複製品がこのたび完成し、一休寺での公開の後、明日9/19~24日まで、日本橋の高島屋にて公開されるとのことです。 こ...
京都

円通寺 -京都岩倉-

借景の庭で有名な円通寺を訪れた。 台風の影響からか残暑厳しい日で、暑い暑いと言いながらも庭を見ると、なんとなく心が静まり落ち着く。 何度となく訪れているが、一日として同じ景色であった事は無い。 空だって、自分の上には必ずあって、見上げれば一...
滋賀

柳田聖山先生の生まれ、そして、眠る地

昨年11月8日、あの著名な禅宗史研究者である柳田聖山先生は逝かれた。 読者諸氏は、先生の生まれ故郷が滋賀県彦根市にある荒神山にある延寿寺という、臨済宗永源寺派の小さなお寺であることを御存知であろうか。
禅の寺

先祖代々の墓

お盆にお墓参りに行ってきた。新しい霊園には「翔」「夢」など、思い思いの文字が書かれた墓石もかなり増えてきたが、実家の墓地は村の共同墓地で、「先祖代々之墓」「〇〇家之墓」などと彫られた角柱形のものが主流である。 これらの墓は、彫ってある文字が...
2.禅の文化

居士 -こじ-

戒名に使用される「居士」という尊称。 本来は在家でありながら仏道に精進する男性を称する語でした。 仏教で使う居士の語は、サンスクリットの「グリハパティ」、すなわち「家の主人・家長」の訳語ですが、特にインドの四姓の中のヴァイシャ階級の資産家を...
禅の寺

丹波篠山 邦楽コンサート

もう一ヶ月前の事になるが・・・7月8日、丹波篠山の山ふところ、とある山寺にて一日遅れのたなばたコンサートが開催された。   ふだん生の音楽演奏に触れる機会の少ない地域の人々に、本格的な邦楽の音色を聞いてもらいたいと、住職が企画したミニ演奏会...
京都

大徳寺の月釜

28日は千利休さんの月命日。 この季節、少しでかけるだけでも汗が吹き出るような暑さだが、今月(7月)は土曜日と重なった為、、このような暑さに釜を懸けるご亭主は、どのような工夫をなさるのだろうと、お勉強させていただく為でかけてみた。 月命日で...
京都

つばめは益鳥か害鳥か?!

一般には、つばめは害虫を駆除してくれる益鳥であると子供のころ学習し、大切にしてきた。 また、初夏と共に飛来し田植えの済んだ田園を低空飛行しているつばめは、美しい初夏の風物詩である。 その反面、今年の夏はここ天龍寺では燕害に悩んでいる。 玄関...
1.禅文化研究所の仕事

栞いろは歌「禅のことをもっと…」

禅文化研究所は、「臨済宗・黄檗宗連合各派合議所(臨黄合議所)」の事務局も兼ねています。 例えば、浄土宗であれば、総本山知恩院といって、浄土宗をとりまとめる頂点ともいえる本山があるのをご存じですよね? じつは、よくお尋ねになる方もおられますが...
禅の寺

北鎌倉 東慶寺

臨済宗円覚寺派、松岡山東慶寺を訪れてきました。 研究所発刊の季刊誌『禅文化』に、今年の10月秋号より4回に亘って、東慶寺の寺庭婦人さんのエッセイが連載される予定です。 そんなご縁もあって、寺庭婦人さんによるブログ「まつがおか日記」がある事を...
滋賀

信長忌

425年前の天正10年(1582)6月2日、明智光秀の謀叛により、京都の本能寺で織田信長は自刃した。その直後、安土城は謎の出火により消失したという。築城してまだ3年が経ったばかりであった。 今はその城址を残すばかりで、天下の名城と呼ばれたそ...
京都

第3回 西村惠信所長と行く、“禅と文化”の旅

平成19年5月30日(水)、たくさんの方にご応募いただいた“禅と文化”の旅、第3回目を終えました。 くわしい行程はこちら 【承天閣美術館 若冲展-釈迦三尊像と動植綵絵-】 この日はあいにくの雨(実は禅と文化の旅、雨の日が多いのです。雨男・雨...

柳生の里 -柳生家墓塔 芳徳寺-

柳生家菩提寺、芳徳寺にて、柳生一族が眠るお墓へお参り。 緑溢れる敷地を少し歩いて行った所に、歴代が眠っている。 何代も続けて、先祖代々の地に眠る・・・。現代では少なくなってきた事だろう。

柳生の里 -柳生家菩提寺 芳徳寺-

兵法の 梶をとりても 世の海を        渡りかねたる 石の舟かな 中学生か高校生の頃だったか、この柳生石舟斎の句を耳にし、なんとなく「かっこいいな」と思ったものの、特に柳生の里にまで足を向ける気にもならずに過ごしていたが、先日やっと訪...