禅の寺

滋賀

寂室禅師生誕奉賛茶会 於:永源寺

去る5月13日、滋賀県は東近江市にある臨済宗の大本山、永源寺を訪れた。 毎年、開山様の誕生日に近い日曜日に献茶式が行われ、表千家・裏千家・遠州流・煎茶道泰山流のお席と、法堂で番茶席が設けられる。 今年は天候にも恵まれ、参会者は新緑鮮やかな中...
京都

大徳寺月釜

毎月28日は利休さんの月命日という事で、大徳寺聚光院では法要が行なわれ、大徳寺内の塔頭にて釜が懸けられる。 4月は聚光院が表千家担当で、総見院では茶筅供養、そして、玉林院・三玄院・興臨院・瑞峯院・大慈院の各塔頭にて、表千家の先生方が釜を懸け...
京都

『尊氏と天龍寺』展 於:天龍寺

嵐山天龍寺において、5月5日まで、『尊氏と天龍寺』展が開催中だ。 尊氏が描いたとされる「蘆葉の達磨」など、足利家と天龍寺の縁の深さを思わせる名品などが本堂内に展示されている。 曹源池の新緑も目に鮮やかなこの季節。 お出かけになられる方には是...
禅の寺

奈良 円照寺

後水尾天皇の第一皇女、文智内親王(梅宮さま)が開山の門跡寺院。 法華寺、中宮寺と並んで大和三門跡寺院の一つで、現在は臨済宗妙心寺派の寺院、本尊は如意輪観音である。 花の好きな後水尾天皇の影響を受けてか、開山の梅宮さまも、奈良の豊かな自然の中...
京都

霊鑑寺の椿

待ちわびていた霊鑑寺(臨済宗南禅寺派)の特別拝観。 鹿ヶ谷の傾斜を利用して造られた池泉観賞式庭園は、敷地を巧みに利用しており、尼門跡寺院の格式に相応しく、寺の境内としては広いとは言えない中にも、趣深く凛とした姿をみせている。 緑の海のような...
禅の寺

浮御堂 海門山満月寺

琵琶湖に浮かぶ近江八景の一つ「堅田の落雁」として有名な浮御堂。 琵琶湖大橋から近い堅田の町にあるこの御堂は、実は臨済宗大徳寺派の海門山満月寺という禅寺であるのをご存じだろうか。 もとは約千年以上前の長徳年間に、比叡山の恵心僧都が、琵琶湖の湖...
京都

霊鑑寺の椿

鹿ヶ谷にある南禅寺派の霊鑑寺は、ことに椿で有名な寺である。 1654年に、後水尾天皇が皇女多利宮(第一皇女梅宮は、奈良円照寺の開山)を開山とし創建された寺である為、その後も代々皇女が入寺されていた門跡寺院だ。 秋の紅葉、春の椿が美しい時期に...
禅の寺

甲斐の国 塩山 向嶽寺

今年のNHKの大河ドラマは『風林火山』。そのご当地である甲斐の国にある、臨済宗の大本山向嶽寺に仕事で訪れた。 向嶽寺は山梨県甲州市(旧・塩山市)にあり、東京からだと新宿から中央線で1本でいけるのだが、京都からはなかなか交通の便が悪い。 名古...
禅の寺

重要文化財『龍虎図』 -妙心寺-

大本山妙心寺所蔵の、狩野山楽による-龍虎図-(重文)の高精細複製品が、(財)京都国際文化交流財団より、妙心寺に寄贈されました。 本物は、京都国立博物館に委託保存されており、お目にかかれる機会はそうはありません。 この複製については、曝涼(虫...
禅の寺

国宝『風神雷神図屏風』 -建仁寺-

京都・建仁寺にて、国宝『風神雷神図屏風』の、高精細複製品が展示公開されています。>2月末まで。 繊細なデジタル画像を大判プリンターにて出力した後、伝統工芸士の方が金箔を貼ったもので、忠実に再現されています。 本物は、京都国立博物館に委託保管...
京都

虹と紅葉の嵐山

久しぶりに京都西山に虹が出ました。 昨夜の雨が、霧雨状になって残ったものです。 11月~12月初旬、この山際では、天気が良くても午後3時ごろには急に時雨て来るのが常で、そのおかげで嵐山の紅葉は瑞々しくて美しいのです。 しかし、近年は温暖化の...
京都

妙心寺山門

我が家は妙心寺のすぐそばにあり、開静(かいじょう)解定(かいちん)を知らせる板を敲く音が、僧堂から聞こえてくるほどである。 自宅で仕事をしているときなどは、この独特の拍子が耳にはいると、朝晩の慌ただしい時間の中でもホッと一息つくことができる...
京都

京都嵯峨野 霊亀山天龍寺

今年の紅葉は全国的に遅いようだが、このところの1週間で、京都の各地も、急に色づいた感じがする。嵯峨野に用があったので、沢山の人で賑わう嵐山の天龍寺を訪れた。 夢窓疎石を開山とする、いわずとしれた、臨済宗の大本山の一つである。 先日、松島瑞巌...
禅の寺

松島 青龍山瑞巌寺

「♪松島の~ さよ~ 瑞巌寺ほどの~ 寺もな~いとえ~」と斎太郎節でも有名な、臨済宗妙心寺派の名刹、瑞巌寺を訪れた。 瑞巌寺宝物館への出張のためである。 大阪空港から飛行機で向かったが、天候がよかったので、機内から琵琶湖全体を見渡せ、また雪...
禅の寺

虎渓山永保寺

岐阜県多治見市にある、南禅寺派の修行道場、虎渓山永保寺を訪れた。 妙心寺派の某教区寺庭婦人研修会がここで開かれ、私は、ここに講師として呼んでいただいたためである。 ここは天龍寺開山でもある夢窓国師が開かれた名刹であるが、数年前、方丈や庫裡を...