自坊つれづれ

禅のことば

本堂の屋根の上に

昨日夕方のこと。境内の梅林もだいぶ花をほころばせているので、カメラを持って出てみました。 ご覧の通り、いい香りをさせてきれいに咲いていたのです。7部咲きといったところでしょうか。まだ蕾の多い木もありました。ただ、今年はあきらかに花が少ないで...
自坊つれづれ

百寿のお婆さん逝く

先日、自坊の檀家さんの中で最長老、町内でも最長老であったK婆さんが、享年百で逝去されました。このお正月に数えで100を数えられ、まだまだ長生きして頂きたいと新年総会で話したばかりだったのに、まことに残念なことです。 結婚して2児をもうけ、下...
自坊つれづれ

成道会と感謝

昨日12月8日はお釈迦様の成道の日、仏教徒の皆さん、どんな一日をお過ごしでしたか? 私の自坊では、毎年12月8日に近い日曜日に成道会をお勤めしているのですが、今年は日曜日に正当したので幸いでした。例年通り、正午から成道会の法要をお勤めし、そ...
自坊つれづれ

庭木剪定の季節

まずは夏らしく、先日、自坊の近くのひまわり畑で撮影してきたひまわりの写真を……。ちょうどアゲハチョウがやってきて、長らくこの花に止まって蜜を吸っている様子でした。 さて、関東などでは7月盆の真っ最中で、和尚さん達は棚経や施餓鬼法用に東奔西走...
自坊つれづれ

花菖蒲とキャンドル リット ヨガ

さて、6月に入りました。もうすぐ梅雨がやってくるようで、湿度も高くなってきた今日この頃ですね。 自坊ではいま菖蒲がきれいな花を咲かせています。田んぼは田植えも終わって、きれいな水を流し込んでいる水路から少しだけ、自坊のビオトープにも流し込ま...
滋賀

ホタルの季節

先週末から今週のはじめまで、初夏と言うより、もう夏ではないかというような暑い日が続きました。衣替えは6月などと言っておられず、週末に法事にお参りした時には完全に夏用の法衣を纏って出かけた私です。 さて、今年もホタルの舞う季節がやってきました...
自坊つれづれ

職員の晋山式

去る2019/4/7(日)に、禅文化研究所の若いスタッフの一人であるMK君の晋山式が挙行されました。拝請をいただきましたので、事務局長とともに参列するために兵庫県の丹波市まで行って参りました。 幸いにして、いいお天気に恵まれ、100人にもの...
自坊つれづれ

春彼岸に施餓鬼

今年の春のお彼岸も終わりましたね。皆さんもご先祖様のお墓にお参りに行かれましたか? 寒の戻りで、少し肌寒いお彼岸後半でした。 自坊では春の彼岸にもお施餓鬼をお勤めしています。永代供養としての祠堂金をお納めいただいた方にご案内するのですが、自...
自坊つれづれ

大般若祈祷会

今日は3月11日。いうまでもなく、東日本大震災のあった日。テレビやラジオを聞いていると、先日から、関連した番組やニュースを流していますね。福島の原発の処理も含め、まだまだ収束には到っていないことをひしひしと感じるところです。 禅寺ではお正月...
自坊つれづれ

教区部内の花園会員研修会

自坊は滋賀県にある妙心寺派の末寺なのですが、昨年より、所属する教区部内の檀家会である「花園会」の研修会というものが開催されるようになり、今年も去る2019年2月12日に東近江市の会場にて開催されました。 兼務寺院もいれて27ヶ寺ある部内寺院...
自坊つれづれ

現代版:牛に曳かれて善光寺

まもなく旧正月。中国ではこれからお正月休みといったところで、京都にはまた多くの中国人観光客が訪れることに違いないでしょう。 それはさておき、自坊の檀家さんの中で一軒だけ、毎年旧暦のお正月に祈祷のためにお宅に出向いて、理趣分(「大般若波羅蜜多...
自坊つれづれ

黒板の入れ替え

自坊のことで恐縮です。一般の方は、いまや学校や大学にでも通っていない限り、あまり黒板というものにお目にかからないかとおもいますが、お寺では意外に必需品です。 どういう時に使うかというと、おもに布教師がお説教に見えたときに使われるものなのです...
自坊つれづれ

成道会

昨日、一日遅れではありますが、自坊でも成道会を執り行いました。本堂中央には「出山釋迦像」をかけてお祀りし、正午から、檀家さん達にお参りいただいて、楞厳呪をお唱えしました。 ご存知の通り、本来ならば12月8日に行なうのが正式なのですが、なにぶ...
自坊つれづれ

研究所の花 2018/10

あんなに暑かった夏が過ぎ、台風や大雨で日本各地が大きな被害を受け、10月になっても30度を超えるところがあったりと、未だに落ち着かない気象状況ではありますが、でも花たちの様子は秋になっています。 最近、自坊の花壇の整備を怠っていて、花があま...
禅の逸話

釈宗演の逸話 その2

釈宗演の逸話、もう少しご紹介します。 「予言者の訪問」  みずからをメシア仏陀と称し、釈迦よりもキリストよりも偉大な予言者だと吹聴し、自己礼拝を宗義とし、いたるところに押しかけて寄付を乞うては宣伝に努めていた変わり者がいた。 ある時、この変...