自坊つれづれ

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仲秋の名月に想う

一昨日、10月3日は仲秋の名月でしたね。 朝から急に寒い一日で、ついに1枚着込んででかけたのですが、帰宅時に空を見上げると、きれいな月が雲ひとつない空に浮かんでいました。皆さんもご覧になったでしょうか。 満月は今夜らしいので十三夜の月だった...
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今年のお盆はいかがでしたか

今年もお盆がおわりました。自坊でも、毎年恒例の施餓鬼をお勤めしました。例年通り多くの方がお参りにみえました。 上の写真に見えている、招き幡。往生呪が書かれているのですが、もう一本、本堂の裏手にもあげています。この幡、去年のお盆のあと下ろして...
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梅雨明けが待ち遠しい頃

このところ、梅雨と言うより、熱帯の雨期のような雨の降り方ですね。福岡県などでは、今までに無いような大雨により、大きな災害となって、たくさんの被害者が報告されています。衷心よりお見舞い申し上げます。 そして、今年、自坊の玄関には燕が巣を作りま...
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麦秋と研究所の花 2017/6

6月も半ば。自坊のまわりは水田ですが、今頃の時期は、転作の麦畑と、稲作の水田とが入り交じっています。 そろそろ麦秋のおわり。近所のおじさんによると、まもなく麦の刈り取りだそうです。風に揺られて麦の穂がゆらゆらと。そして、その中をヒバリがピー...
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甘茶(あまちゃ)

自坊では旧暦で今日、花祭りを行ないます。花祭りに誕生仏に「甘茶」をそそぐのは、釈尊がお生まれになった時、天上の神々が甘露をそそがれたことに由来するそうです。でも今回は、小難しい典拠などはやめておきましょう。 実はいまどき、「甘茶」は、薬局で...
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唯我独尊

誕生釈迦仏立像(奈良時代・7世紀) 東京国立博物館 研究情報アーカイブズより 「唯我独尊(ゆいがどくそん)」。生まれたての釈尊が言われた言葉だそうです。よく知られている言葉ですが、おおもとは、『毘奈耶雑事』巻二十に、「足、七花を蹈(ふ)んで...
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降誕会と花折始

お彼岸も終わり、もうすぐ4月です。4月と言えば8日、降誕会(ごうたんえ)、お釈迦さまのお誕生日です。花御堂(はなみどう)を作り、小さな指で天と地を指す赤子のお釈迦さまをお迎えして盆の中に立て、甘茶をそそぐ、なんともほほえましい法要です。 降...
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境内の花たち

週初めの朝、起きると表に出て適当な花を見つけては伐り、束ねて研究所まで持ってきては、ところどころに花を生けたりしているのですが、今日は週末なので境内の花を見て回って、写真にだけ収めてきました。 もう東京では桜が開花したと聞いていますが、こち...
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彼岸会

一昨日のブログでは山田無文老師の「お彼岸さん」という講話をお読みいただきました。これらの無文老師の提唱や講話は、主に神戸の祥福僧堂にて雲水や信者さん達に対して話されたものが録音記録してあり、それを禅文化研究所で文字に起こして書籍にしたもので...
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平安を祈る

二階の寝室で寝ていると、ぐらぐらと大きな揺れを感じて、目覚めるとめまいのように天井が揺れている。慌てて枕元の携帯だけを手に取り階下に降りていくと、家人たちが来客と何食わぬ顔で話をしていた……。先週土曜日、3月11日朝方にみた夢でした。あの3...
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雲水さんは楽しみだ

わたしは、時々、僧堂に行って、雲水さん達と一緒に、漢詩のイロハを勉強している。もちろん、制間中という、いわば、雲水さん達の休暇中を利用してのことである。制中となれば、坐禅と入室参禅のみだから、文字をあつかうようなことは出来ない。わたしは想像...
各派管長・老師のことば

鈴木法音老師 小祥忌

過日、信長の菩提寺としても有名な、滋賀県安土の摠見寺(臨済宗妙心寺派)にて、佛通寺派前管長の一箪室鈴木法音老師の小祥忌が営まれました。 老師は、仏通寺派管長に上堂される前に、長らく摠見寺にて住持を勤められており、私も近隣寺院として親しくお付...
職員オススメ本・映画

またまた本を買ってしまった

禅文化研究所資料室の書架 小生は、禅文化研究所に出勤せず、在宅(在寺?)で仕事をしている。よって、膨大な蔵書数を誇る禅文化研究所資料室の本を自由自在に見られるわけではない。往復3時間を使って閲覧に行くのも面倒である。 ところがこのごろFAX...
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旧正月

1月があっという間に行き、もう立春も過ぎました。2月もあっという間に去って行くことでしょう。 中国はいま春節で、お願いしている漢文データ入力の仕事も、春節があけるまでやってもらえないようですが、これもお国柄なので仕方なし。 さて、今年の旧正...
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昨年末の除夜の鐘

昨年末の師走の「中外日報」(仏教界の新聞)によりますと、除夜の鐘を迷惑と言われ、時間を深夜ではなく昼間に代えたり、防音壁を作って対処されたというようなお寺があり、また、一般のニュースでも同様の報道を見ておりました。いまや、除夜の鐘は一年を振...