京都

京都御苑の梅

毎日のように雪が降る京都です。 京都御苑内にある梅林では、まだ頑なに蕾のままの木もあるものの、春の訪れを敏感に感じて咲き始めている梅もあり…。 そんな梅の木には写真愛好家達が集い、まだ春の色乏しい御苑内でもにぎわいを見せていました。
禅の寺

まつがおか日記 -鎌倉東慶寺より-

季刊『禅文化』の206号より、東慶寺の寺庭婦人井上米輝子さんに、自然の彩り鮮やかな、鎌倉は松岡山にある東慶寺の四季の移ろい、季節ごとの喜びや楽しみなどをご寄稿いただいています。 実は、ご寄稿いただく前から、寺庭婦人さんのブログ、-まつがおか...
禅の寺

天龍寺 秋の花

急に秋らしくなってきた昨今。 今年の8月、9月は猛暑にて思考回路が分断していた。漸くそれも接続されたが、あの夏の暑さは地球温暖化の影響か?はたまた自分の老化か…と悩む。 庭にはやはり秋はちゃんと来ている。様々な種類の杜鵑草が咲き、金木犀のオ...

杜鵑草 -ほととぎす-

様々な種類があるこの杜鵑草。 この花を見ると、「あぁ、また秋がやってきた」と思います。 夏のまだ暑い頃から、かすかながらも秋を感じているのかたくさんの蕾をつけ、もう今は満開になっている株もあるくらいです。 日本では、この斑点模様がホトトギス...
京都

花は野にあるように -高島屋 山村御流華展-

いつも(年に2回)楽しみにしている、京都高島屋での山村御流の華展にお邪魔した。 華道の流派は数えきれないほどあり、自分が習っている流派はもちろん好きで習っているのだが、この「山村御流」の花というのはまた格別な存在なのだ。 誰にも何にもこびず...

伊吹山 5 夏の雲

「雲はわき 光あふれてー♪」 大会歌にある全国高校野球大会は今年も終わった。 わきおこる雲をみて、この歌を思い出して、思わず口ずさんでしまった。 伊吹山のお花畑もさることながら、私は雲をみていてもしばらく飽きなかった。 雲はいつも天空にある...

伊吹山 4 山野草Part3

通常のトラノオとはうってかわって、ごくごくかわいらしいイブキトラノオ。 こちらはルリトラノオ。瑠璃色が美しいです。こちらも茶花としてよく用いられます。 これはイブキアザミ。 最後にキンミズヒキ。黄色い花がとても涼しげです。 どれもこれも愛ら...

伊吹山 3 山野草Part2

本日も伊吹山の草花の紹介。 これはカワラナデシコ。 茶花としてもよく用いられるかわいらしい花です。 黄色いのは菊科のメタカラコウ。白い泡だった花は、シシウド。シシウドは山でよくみかけますね。 ヤマアジサイ。大きく咲き誇るあじさいの花もいいで...

伊吹山 2 山野草Part1

冬は雪に閉ざされる伊吹山であるが、春から秋にかけて、とても沢山の花が咲き乱れる。 これから何日かに亘って、伊吹山の草花を紹介したい。 8月に訪ねると、まずはシモツケソウが一番きれいに目立つ。 調べて知ったのだが、シモツケソウとシモツケはよく...

伊吹山 1 百花繚乱のお花畑

かの関ケ原の合戦があったあたり、滋賀県と岐阜県の県境にある標高1377mの山が伊吹山である。 日本百名山の一つでもあるこの山は、ヤマトタケルノミコトに関する神話があったり、『源氏物語』の「関屋」の巻にも出てくるので、伊吹山は歌枕にも使われる...

合歓の木

緑濃くなっていく6月頃から徐々に山道などでちらほらとみかける合歓(ねむ)の木。 9月頃まで見られます。緑多い山あいなどで、このピンクの刷毛のような花はとても目立ちます。 奈良の方でしたでしょうか、七夕の夜に合歓の木と大豆の葉っぱを川に流して...

朝鮮あざみ-アーティチョーク-

背丈が2mもあろうかと思われる巨大な薊(あざみ)です。夏によく見られます。 朝鮮あざみ、またの名をアーティチョーク(こちらの方が知られているかもしれません)。 濃縮エキスやハーブティー、サプリメントなどもあり、健康食品として売られています。...
禅のことば

百日紅

木登りの上手な猿も滑りそうな木だから「さるすべり」と呼ばれる百日紅。 また百日間ほど花を紅の花を咲かせることから、この「百日紅」と書かれるのであろう。 猿が上るほど大きな木ではないが、自坊にも5本ほどの紅白とりまぜた百日紅があり、今年もお盆...

この花の季節

暑くなってきたなぁ、梅雨だなぁ・・・。 と、なんとなく心が晴れない季節。 ふと気づくと咲き始めているのがこの花、木槿(むくげ)。 天を向いて、厳しい日差しも梅雨の雨も何のその。 花が少なくなってくる真夏にも、茶室で大活躍。 毎日毎日、誰に頼...

今週の花

研究所玄関の今週の花。 桧扇(ひおうぎ)水仙、河原なでしこ、九蓋草(くがいそう)。 豪華な花よりも、なんとなく心を和ませてくれるこんな花が落ち着きます。