つらつら椿

丹精込めて庭先で育てられた様々な種類の椿にも、「なんとこれは…」と感動するものですが、やはり万葉集の句を思い出すのは、誰に観られるともなく山に人知れず凜と咲く野生的な椿でしょうか。 巨勢山(こせやま)の つらつら椿 つらつらに 見つつ思(し...

節分 ―鬼は内―

本日は節分、そしていよいよ明日は立春を迎えますね。この冬から春へと季節が移り変わる節分、立春を境に、新たな年の目標を立てたり、区切りとして様々な決断をされる方も多くいらっしゃるかと存じます。どうかその目標や決断が、良きようにはたらきますよう...

今週の花 梅

おはようございます。 さて、2月のはじまりです。 暖冬で年末から咲いている梅もみかけていましたが、いよいよ梅の季節といった感あり。 内側にめいっぱいの力を秘めつつほころびはじめた蕾を観ると、たまらない気持ちになります。 何やら今年の干支のお...

今週の花 椿

我が上司のご自坊(お寺)からやってきてくれました、椿。 山の中に咲く椿のように、野性味あって力強い感じがします。
滋賀

菜の花

滋賀県の菜の花畑で有名な…。1月9日に訪れたら既に満開、散りかけているものも…。 利休忌(3月27、28日頃)にはいつも菜の花を生けて利休さんにお供えするわけですが、今年はどうなることでしょうか。 暖冬とはいえ、ここまで……と驚愕しましたが...

今週の花

新年早々、上司がご自坊(ご自身のお寺)より臘梅に水仙、椿を持ってきてくれました。なんとも研究所中が新春めいた馥郁たる香りに包まれ、有難い事でした。まさか花に興味があるとは思えなかった(すみません。私の単なる決めつけです)研究者の先生が、「い...
京都

恵みのリース作り 京田辺にて

一ヶ月以上前の話になりますが、研究所でもお花の講座をしていただいている雨宮ゆか先生が来京の折、京田辺の自然の恵みから作る“リース作り”を教えていただきました。 先生と京田辺の自然の中を歩き、リースの土台にできる蔦や枝、素材にする草花など、色...

今週の花

深紅の薔薇が咲きました。あまりに美しいので、無文老師に御供えをしたくなってしまいました。 トゲのある花を供えてはいけない? 禅僧に派手な洋花?しかも薔薇!?……と、色々な思いが湧いてきましたが、御供えしてみるとそんな思いはどこへやら。さすが...

今週の花

無文老師に、ドウダンツツジの紅葉した枝と白い菊を。
サンガセミナー

花と向き合う事

こちらのブログでもご案内させていただいておりました、日々花主宰 雨宮ゆか先生の京都での“日々花 講座”。 今回も皆さまおそらく、脇目もふらず、いつに無い?!(私の場合は)集中力で、あっという間の1時間半のお稽古であった事と存じます。私自身は...

今週の花

今週の研究所の花は、我が家から。ユキノシタにそっくり、ユキノシタ科の大文字草です。大好きなチベット僧の衣の色の花。なんともかわいらしい花です。スペード形のワイヤープランツ(ワイヤースペード)と。 ラオスの食卓にて餅米を入れる籠に。ヘクソカズ...

花の会

今年度のサンガセミナー京都講座・鎌倉講座にて、お花の講座をご担当いただきました、日々花主催・雨宮ゆか先生が、この度『花ごよみ365日』を上梓されました。肩肘はらず、あくまで常のことと花を生ける、そんな先生の日常を垣間見るような御本。365日...

今週の花

上司のご自坊からの花が無い時は、研究所周りの空地に生える草花を探します。何も無いように見えて、意外と色々生えているものです。今朝はこのように。蓼生ける人も好き好き・・・。どこにでも生えている蓼はこの時期の私の楽しみです。 尊敬する陶芸家・福...

長野での花摘み

夏に訪れました、標高1650mのところに住む友人宅周辺での花摘み。都会の気温が40度にも届こうかという中、クーラー無しの贅沢。そして短い夏に精一杯咲ききる山野草たち。気の向くままに摘んでいても調和してくれます。自然界には不調和が無いのだな・...

清流と山紫陽花

急激に涼しくなってしまい、もはやこの写真を見て涼んでいただく必要も無いかもしれませんが・・・。8月はじめのまだ暑すぎた頃、涼を求めて岐阜の川へ。観ているだけで涼しくなります。鮎釣りをされる方が等間隔で・・・。 涼しい山の中では、この時期に山...