4.スタッフ便り

美術館・博物館

『京都五山 禅の文化展 』 -九州国立博物館-

太宰府の九州国立博物館にて、-足利義満600年御忌記念「京都五山 禅の文化展」-が開催されています。  *2月24日(日)まで 京都五山とゆかりの寺院から、中世の禅文化の名品が一堂に集うまたとない機会。 来館の皆様には、栞いろは歌-禅のこと...

アジャンター石窟寺院その1 -インド-

今回の旅のメイン。アジャンターの石窟寺院を訪れます。 拠点となるオーランガバードの町から、車で2時間半ほど。 途中、デカン高原の壮大な景色を目の当たりにします。 昔、地理の教科書を見つつ、なんて広い地域にまたがっているんだろう…と思っていた...
滋賀

田舎寺の越年

昨年は「僞」の歳として幕をおろし、かくして新年を迎えた。 毎年より少々早めに仕事おさめをした禅文化研究所ではあるが、自坊のある私は、結局年末の大掃除期間が長くなっただけということで、ありがたいやら何やらわからない。 昨年末は雨続きで、28日...

杭州 霊隠寺 -中国4-

杭州では、西湖のさらに西にある霊隠寺(れいいんじ)も訪ねた。 このお寺は、東晋の時代(326年)にインドの僧・彗理が創建したもので、1600年以上の歴史がある古刹である。 全盛のころに比べると縮小はしているようだが、それでもかなり大きなお寺...

杭州 銭塘江と六和塔 -中国3-

北京での業務を終え空路2時間弱、杭州へ。 杭州には李建華さんの友人で、今回の邦訳のお手伝いをしてくださる王さんがおられる。 空港まで愛車でお出迎えいただき、さっそく市内のホテルに移動して打ち合わせを行なった。 さて、実は杭州には初めて来た私...

ヒムロー織り -インド・オーランガバード-

オーランガバードは、織物の産地として知られています。 アジアを旅すると必ず織物をチェックする私は、今回ももちろんのこと、タクシーの運転手任せではありますが、織物工場へ。 特にここで有名なのはヒムローと呼ばれる織物。交渉すれば安くなるでしょう...
チベットの草花

Flowers and Plants in Tibet -№14-

禅文化研究所客員研究員・李建華さんのご子息、叡(えい)さん による、チベットの草花の写真です。 硬そうな土、栄養分や水分などは含まなさそうな大地から力強く生えて、赤い実をみのらせています。 専門家さえその品種を特定するのが難しい植物もあると...

北京での仕事 -中国2-

今回の訪中は、主に2つの仕事のためである。 その一つは、研究所が事務局を兼ねている、臨済宗黄檗宗の公式サイト、臨黄ネットホームページの中国語版を作成するため、その翻訳についての打ち合わせである。 既に、英語版ページは去年の冬からオープンして...
美術館・博物館

大徳川展-東京国立博物館-

来場者が40万人を超え、大成功のうちに終了したという大徳川展。 ちょうど出張中に行く事ができました。 「二度とない!」の文句に、平日でもものすごい賑わいでした。 日本人ならどれだけ歴史音痴でも知らない人はいない徳川家康。 その家康を頂点とす...

ビービー・カ・マクバラー -インド・オーランガバード-

久々にインド旅行記です。 17時間の列車の旅にて到着したオーランガバードの街を散策。 タージマハールをモデルにして建てられたというビービー・カ・マクバラーへ。 タージマハール建設ほどの国費を使うわけにはいかず、大理石が使われたのは墓標周辺と...
美術館・博物館

表千家北山会館 -元伯宗旦展-

京都北山にある表千家北山会館では、12/20(木)まで、「350年遠忌記念 元伯宗旦展~残された手紙にみる生涯と茶の湯~」と題して、主に宗旦の手紙を中心とした展観が楽しめます。 宗旦ゆかりの道具などを単に見て感じるのみならず、実際に宗旦から...
滋賀

MIHO MUSEUM -MIHOコレクション 大いなる時を超えて-

開館10周年記念特別展Ⅲ-大いなる時を超えて-(12/16まで)と題された展示を拝観しに訪れました。 まず最初に我々を出迎えてくれるのが、なんともいえない表情の犬の埴輪。教科書で学んだ物ともまた違う感じで、『日本書紀』には、野見宿禰(のみの...

オリンピックを迎える北京 -中国 1-

星野監督率いる日本野球チームが、北京オリンピックの出場を決めた。 その激戦のころ、研究所の刊行物を中国語化して中国でも売ってもらおうと、短期間ではあるが、久しぶりに中国北京を訪れた。 来年の夏にはオリンピックが行なわれることで、いろいろと注...
京都

京都の紅葉 -大沢池-

日本三大名月観賞池のひとつである大沢池に訪れた。 大沢池は大覚寺の東側にあり、離宮嵯峨院の庭池で日本最古の庭池だそうだ。 大沢池には散策路が整備されており、池の周囲をぐるっと散策することができる。 この日も紅葉を楽しむ人たちがたくさん訪れて...
京都

元伯宗旦と樂茶碗 -樂美術館-

以前にも書きましたが、今年は元伯宗旦(千利休の孫にあたります)350年忌の年にあたり、京都の美術館では、宗旦にちなんだ展観が数多く見られます。 樂美術館もその1つで、長次郎が作った茶碗の中で、宗旦書付のある名碗や宗旦好みの茶碗、また、樂家歴...