4.スタッフ便り

ドゥプトプ尼僧院 -ブータン-

ブータンに鉄の橋を伝えた事で知られる、タントン・ギャルポが瞑想を行なった場所に建てられた寺。 瞑想を行なった場所だけに、高台にあり見晴らしが素晴らしい。現在は尼僧院で、尼僧達が集団生活をしている。中には5メートルのタントン・ギャルポ像がある...
豆知識

中秋の名月

今年の中秋の名月は十月六日とのことである。 そう言われて始めて気付くということは、月の満ち欠けは私の普段の生活に、もはやほとんど関係がないものとなってしまっていることを示している。 多くの現代人にとっても、この状況は同じであろう。 これは、...
禅の寺

花札も真っ青!-天龍寺-

私の住む、嵐山天龍寺は、今萩が満開です。 百花苑には、白・ピンク・混合とそれはそれは美しく群生しています。 萩は一株では花が小さくあまり見映えが良くは無いかもしれませんが、大きい株がいくつもあるとそれはそれは見事です。 今年は、中秋の名月ご...
美術館・博物館

逸翁美術館 -細川護熙・加藤静允 数寄に生きる-

大好きな両氏の展示会とあって、楽しみに出かけた。 細川さんは還暦に政界を去り、晴耕雨読の日々を送られている。 私が初めて個展を拝見したのはもう何年も前の事。京都の骨董屋にて、初めての個展をされた時の事であったかと思う。 そこは白洲正子さんゆ...
滋賀

蕎麦の花 けやき

滋賀県多賀町を通りかかったら、蕎麦の花がとてもきれいに咲いていた。 今までこのあたりではあまり見かけなかったし、普段は水田である場所らしいから、どうやらこれも転作の一手段らしい。 蕎麦の花のきれいなところを探して、車でうろうろとしていると、...

賤ヶ岳

言わずと知れた、秀吉と勝家による天下分け目の戦いが繰り広げられた地である。 古戦場を訪れるたびに、「一体どうやってこのような所で、甲冑で身をかため、激しく戦ったのであろうか・・・」と思うばかりである。 今となっては、つわものどもが夢の趾・・...
1.禅文化研究所の仕事

西村惠信所長といく -禅と文化の旅-

恒例の、【禅文化研究所 日帰りバスツアー】のお知らせです。 紅葉で混み合う京都を避け、今回は滋賀(甲賀・信楽)を訪れます。 京都と同じく歴史深い近江の里で、美しい自然と美術に触れ、禅の寺にて 西村惠信先生のお話を拝聴し、共に学びましょう。 ...

お墓 -ブータン-

ブータンにはお墓が無い。 少なくなったが、少し前まではチベット仏教に見られる鳥葬なども地方によっては行なわれていたようだ。 現在では、荼毘に付され骨まで灰にし、川に流すらしい。輪廻転生が当たり前であり、また生まれ変わるのだから、先祖の霊や死...
美術館・博物館

北村美術館 -漸寒(ややさむ)-

-漸寒- 秋の半ばから末にかけての寒さを、次第に、とか徐々に、という意味の「漸(やや)」を使って「漸寒(ややさむ)」といいます。秋の季語でもあります。 禅宗の書物にも、10月頃の事をいうのに、-漸寒-という言葉が使われている事があります。 ...
美術館・博物館

茶会 於:樂美術館

定期的に樂美術館にて催される茶会に訪れた。 当代が後見をつとめられ、いろいろとお話を聴かせていただけて、楽しく勉強できる茶会だ。 お軸は、表千家中興の祖である如心斎(七代)によるもの。 「茶の湯とは・・・」。この本歌はおそらく、一休禅師の歌...

お彼岸 -彼岸花-

お彼岸ですね。 この時期になると田んぼのあぜ道などに彼岸花-曼珠沙華-が咲きます。 幼い頃、きれいな花だと思い家に持ち帰ると、「火事になるから飾るのは駄目!」と言われたものです。 球根に毒があり、あぶないからそのように言うようになったのか、...

パンリ・ザンパ寺院 -ブータン-

17Cに、ンガワン・ナムゲルがブータンに来て初めて居を構えた場所。 ンガワン・ナムゲルは、チベット人ラマ僧で、1639年にはチベットとの戦いにも勝ち、政治・宗教上でのブータン初の指導者とも言える重要な人物。 中には彼の像があるが、ある日その...

岡山 倉敷 美観地区・民芸館・大原美術館

倉敷の美観地区は、平日ということもあって観光客が少なかった。 まずは倉敷民芸館を尋ねた。 ここを訪れるのは初めてだが、かなり見応えのある所蔵品の数々だった。日本だけでなく世界中の民芸品が集められている。現在は籠をテーマにした展示をされていた...
4.スタッフ便り

ガラスは液体!?

「ガラスは液体だ」 ある人が、こう主張しているのを聞いて、はじめは「またお得意の詭弁が始まった」程度に聞いていた。 しかし調べてみると、満更嘘でもないらしい。むしろ化学の世界では常識に属することのようだ。 我々の感覚においては、ガラスはどう...
京都

秋晴れの鴨川

夏の太陽とは違う、秋晴れの日の光。 空気が澄んでいて、鴨川が最も美しい季節です。 って、年中美しいんですけれどね・・・。 この川を見るたびに、「京都に住んでいて良かった」と、 一人幸せをかみしめるのです。