4.スタッフ便り

自坊つれづれ

唯我独尊

誕生釈迦仏立像(奈良時代・7世紀) 東京国立博物館 研究情報アーカイブズより 「唯我独尊(ゆいがどくそん)」。生まれたての釈尊が言われた言葉だそうです。よく知られている言葉ですが、おおもとは、『毘奈耶雑事』巻二十に、「足、七花を蹈(ふ)んで...
4.スタッフ便り

謎の兵馬俑

通勤してきて研究所に着く直前、花園大学西門ヨコのフェンス内には、少し暖かくなってくると野草が咲いたり、梅雨頃には紫陽花が咲いたりするので、春になって暖かくなってきたので何か咲いていないかなと目を配るようになった春先のこと、ある日、そこに兵馬...

研究所の花 2017/4

おはようございます。今週の研究所の花。先般のブログで庭に生えているヒメリュウキンカをご紹介しましたが、玄関に生けてみました。 応接室には、クリスマスローズを中心に。 そして、無文老師のご遺影にも。 最近、改めて無文老師のご法話を読む機会があ...
自坊つれづれ

降誕会と花折始

お彼岸も終わり、もうすぐ4月です。4月と言えば8日、降誕会(ごうたんえ)、お釈迦さまのお誕生日です。花御堂(はなみどう)を作り、小さな指で天と地を指す赤子のお釈迦さまをお迎えして盆の中に立て、甘茶をそそぐ、なんともほほえましい法要です。 降...
自坊つれづれ

境内の花たち

週初めの朝、起きると表に出て適当な花を見つけては伐り、束ねて研究所まで持ってきては、ところどころに花を生けたりしているのですが、今日は週末なので境内の花を見て回って、写真にだけ収めてきました。 もう東京では桜が開花したと聞いていますが、こち...
自坊つれづれ

彼岸会

一昨日のブログでは山田無文老師の「お彼岸さん」という講話をお読みいただきました。これらの無文老師の提唱や講話は、主に神戸の祥福僧堂にて雲水や信者さん達に対して話されたものが録音記録してあり、それを禅文化研究所で文字に起こして書籍にしたもので...
京都

季刊『禅文化』は、花園会館にありました

季刊『禅文化』を、花園会館と南禅会館の客室に置かせてもらうようになったことは、別のスタッフが2月に本ブログで紹介しましたが、禅文化研究所の所員で、花園会館や南禅会館をよく利用するのは、在宅で仕事をしていて、時折上洛する小生くらいなものです。...
自坊つれづれ

平安を祈る

二階の寝室で寝ていると、ぐらぐらと大きな揺れを感じて、目覚めるとめまいのように天井が揺れている。慌てて枕元の携帯だけを手に取り階下に降りていくと、家人たちが来客と何食わぬ顔で話をしていた……。先週土曜日、3月11日朝方にみた夢でした。あの3...
自坊つれづれ

雲水さんは楽しみだ

わたしは、時々、僧堂に行って、雲水さん達と一緒に、漢詩のイロハを勉強している。もちろん、制間中という、いわば、雲水さん達の休暇中を利用してのことである。制中となれば、坐禅と入室参禅のみだから、文字をあつかうようなことは出来ない。わたしは想像...
美術館・博物館

特別展「原の白隠さん」

花園大学歴史博物館では、来たる4月3日(月)~6月10日(土)のあいだ、白隠禅師250年遠諱記念「原の白隠さん -松蔭寺と静岡沼津伝来の禅画・墨蹟」展を開催されます。 今年の白隠禅師250年遠諱正当に合わせて、昨年秋より3部にわけて開催され...
豆知識

坐禅は 面壁? 対面?

先日、ある懐かしい人から電話をもらった。 嬉しかったが、小生にかかってくる電話は、ただの挨拶ではないのが常である。 案の定、「臨済宗は、いつごろから対面で坐禅をするようになったんだ」という難問であった。 確かに坐禅の基本は、達磨面壁である。...

お富士さんと白隠禅師

去る18日(土)は、遠諱の記念事業の一つである「白隠シンポジウム【東京会場】」が開催され、東京の日経ホールまで、スタッフとして馳せ参じておりました。そのことについては、改めてお伝えするとして。 往路は若干曇りがちのお天気でしたが、日曜日の帰...
各派管長・老師のことば

鈴木法音老師 小祥忌

過日、信長の菩提寺としても有名な、滋賀県安土の摠見寺(臨済宗妙心寺派)にて、佛通寺派前管長の一箪室鈴木法音老師の小祥忌が営まれました。 老師は、仏通寺派管長に上堂される前に、長らく摠見寺にて住持を勤められており、私も近隣寺院として親しくお付...

研究所の花 2017/2-1

1月末の滋賀の大雪で、自坊の梅の木も少し被害を受けて、大きな枝が折れてしまったものがありました。もったいないので、しばらくバケツに入れておいたのです。 枝振りもよくないですが、その中から少し切り出したものと、境内の藪椿。朝の暗い内に伐ってき...
職員オススメ本・映画

またまた本を買ってしまった

禅文化研究所資料室の書架 小生は、禅文化研究所に出勤せず、在宅(在寺?)で仕事をしている。よって、膨大な蔵書数を誇る禅文化研究所資料室の本を自由自在に見られるわけではない。往復3時間を使って閲覧に行くのも面倒である。 ところがこのごろFAX...