4.スタッフ便り

職員オススメ本・映画

『ぼくがいま、死について思うこと』(椎名誠)

10年以上前に椎名誠(シーナ)さんの小説は、『岳物語』をはじめ片っ端から読んでいた時期がありました。息子を乗せてカヌーでツアーをするとか、大いに憧れてもいましたが、知らぬ間に久しく離れてしまっていました。そういえば、最近、シーナさんの本を書...
自坊つれづれ

少し不思議な出来事

山や野にある寺院の御住職は経験ずみでしょうが、天井裏に小動物が棲み着くことがあります。小生の山寺も例外ではありません。夜や明け方になると、天井裏では大運動会が始まります。 数年前、雨の降る日、本堂の外で子猫の泣き声のようなものがするので見て...
美術館・博物館

作品の集荷

10月18日(火)から東京国立博物館で始まる特別展「禅―心をかたちに―」(特設サイトはこちら)に出展される作品の集荷に大徳寺本山に伺いました。大徳寺では、前々日に本山の宝物を一堂に展観する曝涼展があり、1500人を超える観覧者があったそうで...
自坊つれづれ

丹波の黒豆

小生の山寺がある丹波篠山の畑は、現在、黒大豆の葉が大きく茂っている。もうそろそろ黒枝豆として出荷されるだろう。よくは知らないが、生産者の取り決めか何かで販売解禁日が決まっている。小生の山寺の畑にも十年ほど前までは隣家の檀家さんが作ってくれて...
滋賀

滋賀 楊梅の滝

今月の臨黄ネットのトップページの禅語「本来無一物」。その画像に使っているのがこの画像。これは、琵琶湖の湖西、白鬚神社よりほんの少し南の山にある滝を撮ったものなのです。 じつは、滋賀県に生まれてこのかたずっと住まいながらも、つい最近までこの滝...
美術館・博物館

花園大学歴史博物館 特別展「正受老人と信濃の白隠」

来たる10月10日より12月10日まで、花園大学歴史博物館にて白隠禅師250年遠諱記念「正受老人と信濃の白隠」が開催されます。 このたびの特別展は、妙心寺派の白隠禅師250年遠諱事業の一巻として開催されるもので、今回を含め3回の特別展が予定...

臨済禅師1150年遠諱  日中合同法要記念訪中(6)

合同法要を無事円成した訪中団一行は、バスに便乗し、宿泊先の石家荘ヒルトンホテルへ戻ります。 休む間もなく、今度はヒルトンホテルの宴会場にて、日本側からの答礼昼食会。各派の総長さん方にお出迎えをいただきました。 日本の僧侶と違い、中国僧は般若...

臨済禅師1150年遠諱  日中合同法要記念訪中(5)

まもなく訪中団が到着するという連絡が入ると、臨済寺住職の慧林法師や明諞ィ法師法師をはじめ、臨済寺の僧侶、信者さんたちが列をなしてお出迎えに立たれました。 南禅寺派管長をはじめ各派管長や老師方につづき、訪中団が大型バスで続々と到着です。 到着...

秋の花

東京国際ブックフェアの終わった翌日、代休をいただいたので、東京都内にある、「向島百花園」という小さな公園に行ってきました。 江戸時代に骨とう商を営んでいた佐原鞠塢によって作られた庭園で、東京にいくつかある、いわゆる大名庭園とは違い、侘びさび...
自坊つれづれ

入寺式

先日、近隣の寺で新住職を迎える入寺式があった。この寺は一時期私も看護を務めたことのある寺で、前住職が遷化されてより20数年間ぶりに正式な住職が就任することになった。寺院の後継者不足はどの宗派でも共通の問題である。檀家数が少なく経済基盤のない...

臨済禅師1150年遠諱  日中合同法要記念訪中(4)

いよいよ合同法要当日。 訪中団は早朝より宿泊先の石家荘ヒルトンホテルの朝食会場にて朝食を取って頂きます。が、事務局はさらにそれより一足早く、法要の行なわれる臨済寺入りし、入念に最終チェックをしておりました。 ホテルから正定県へ向かうには、貊...

臨済禅師1150年遠諱  日中合同法要記念訪中(3)

日中合同法要が明日に迫ったこの日、日本からの訪中団が続々と到着することになっています。 羽田空港、中部国際空港、関西国際空港からの各飛行機は、ほぼ定刻に飛んだとの事。しかしながら、夜19:00から開宴される、中国側の「歓迎晩宴」(於・石家荘...

臨済禅師1150年遠諱  日中合同法要記念訪中(2)

合同法要の準備段階二日目。 まずは、石家荘ヒルトンホテルの真向かいにある、河北博物館へ。 こちらでは、今回の遠諱法要にあわせて、日中の禅僧および中国書家による墨蹟展が開催されます。7日の合同法要の午後には、テープカットセレモニーが行なわれま...

臨済禅師1150年遠諱  日中合同法要記念訪中(1)

臨黄合議所では、臨済禅師1150年遠諱を記念して、訪中団を組み、中国石家荘正定にある臨済塔のある臨済寺で日中合同法要を行ないました。その準備のために法要団の到着する2日前の9月4日から、遠諱旅行部会の部員さんたちとともに、事務局として禅文化...
自坊つれづれ

日本の禅語録を読む者の愚痴

日本の禅語録を読むことを仕事としている小生は、正直言って、唐代(ある先生が唱えられた「純禅の時代」)の語録を研究しておられる先生方がうらやましい。これはもちろん、いわれなき愚痴である。唐代語録研究者のご苦労は十二分に承知しているし、その恩恵...