4.スタッフ便り

4.スタッフ便り

別れと始まりの日

3月最終日。別れの季節。 本日、我々の大切な大切な仲間が一人、長きに亘る職務を全うし、研究所を去ります。 誰からも慕われ、彼女の部屋が人生相談室と化す事もしばしば。常に明るくほがらかで、多くの人がコントロールできない“機嫌”、“本来の自分で...

橋杭岩 ―南紀串本―

無量寺さん参拝の後は、串本といえばこの“橋杭岩”。自然界のなせる妙とでも言いましょうか、奇岩群はおよそ800メートルにも渡り、干潮時には歩いて岩の近くまでゆく事ができます。 和歌山らしく、弘法さんの伝説が残っており、沖合の島まで一晩で橋をか...
禅の寺

無量寺 ―南紀串本―

2011年のMIHO MUSEUMでの展観を観て以来、いつか必ずや訪れてみたいと思っていました、円山応挙、長沢芦雪ゆかりの寺、南紀串本にある臨済宗東福寺派の無量寺さん。 樹齢は?!南国の寺らしく、巨大な蘇鉄です 宝永4年(1707年)の地震...
4.スタッフ便り

元禅文化研究所所長 山田宗敏和尚七回忌法要

昨日、禅文化研究所の元所長の山田宗敏和尚の七回忌法要が勤修され、一休さんの住まわれていたことで知られる大徳寺塔頭真珠庵へ、現所長以下4名が法要に出頭してきました。 大徳寺派管長嶺雲室高田明浦老大師、永源寺派管長槐安窟道前慈明老大師をはじめ山...
美術館・博物館

南方熊楠記念館 ―南紀白浜―

2月にお仕事でお邪魔した際に、次に和歌山におもむく際には必ずや訪れようと思っていた南方熊楠記念館へ。 熊楠先生については、私の父祖の地が田辺市である為に親からたびたび聞かされつつ育ち、幼い頃に記念館に訪れていたものの、田中神社の合祀反対運動...
美術館・博物館

午歳の春 ―北村美術館―

“竹花入”といえば、戦場で竹を切って即興で花入れを作り、花を生けた利休さんが有名で、その後掛花入れとして茶室でももてはやされましたが、これを置き専用の花入れとして発案されたのは、宗旦四天王の一人、藤村庸軒だそうです。そんな庸軒の、置き花入れ...

今週の花

自宅で花を生けてみましたが、せっかく咲いた花を摘んで、自然から恵みをいただいたからにはたくさんの人に見てもらおう・・・と、研究所に持参し、生けています。上写真は、伊賀の土楽さんのお庭でいただいてきたお花。梅も椿も良い枝ぶりで、どの枝をいただ...
4.スタッフ便り

春のおとずれ

古都奈良に春を告げるお水取り。東大寺で行なわれる十一面観音悔過の行も先週終わりましたね。いよいよ春がやってきます。奈良がお水取りなれば、私の実家があります兵庫県では、春を告げるのはいかなごの釘煮であります。他府県の方からすれば驚きでしょうが...
美術館・博物館

道教・仏教と人物の書画 ―澄懐堂美術館―

三重県は四日市にあります澄懐堂美術館にて、「道教・仏教と人物の書画」が開催中。 なかなかに希な展覧会です。詳細はサイトにてご確認ください。私もまだ訪れた事の無い美術館ですが、今後注目していたいと思っています。

静寂

何ヶ月かに一度だけでも、大自然の中に身を置きたいと思っています。以前訪れました長野の友人宅に、雪の中の静寂を求めてお邪魔してきました。2~3キロ先までは人が住んでいない山の中。友人たちと自分の気配、あとはログハウスの餌場にやってくる小さな鳥...
4.スタッフ便り

神戸の街を訪れて

最近、温暖化による環境の変化で自然災害の話題がメディア等で多く放映されています。 先日、神戸に行く予定があったので時間の合間に神戸港のメリケンパークにある阪神大震災のメモリアルパークに行ってきました。 神戸のお洒落な町並みからは想像もできな...
4.スタッフ便り

13歳のハローワーク

小さい頃に想像した「将来の自分」と「現在の自分」、重なる部分はどれくらいありますか。 少し前の話になりますが、今年の「小学生の人気職業ランキング」が話題となっていました。というのも37位が、なんと「シャーマン」だというのです。 「村上龍 1...

福森雅武 山の木と花 -冬を生ける-

以前ブログでもご紹介しましたが、岐阜県大垣市のお茶屋屋敷跡(慶長九年〈一六〇四〉頃、徳川家康が岐阜城御殿を移築させた将軍専用の休泊所跡)にある矢橋家別邸にて、「福森雅武 山の木と花 冬を生ける」(栄中日文化センター特別講座)が開催されました...
自坊つれづれ

自坊の花だより

今冬は関東にものすごい豪雪をもたらしましたが、自坊のある滋賀県は、かえって毎年より積雪が少ないようです。とくに我々は南雪というのですが、滋賀県北部よりも、南部の方が何度も積雪しました。だから雪質も水分の多いベタベタの雪でしたよ。とはいえ、も...

春の足音

ちょうど一ヶ月前に上司が自坊より持ってきてくれました山茱萸。 その時には赤い実を楽しんで生けていました。 人間はここのところの寒波に「寒い寒い」と身を縮こめていますが、そんな中でもかすかに聞こえてくる春の足音を彼らは聞き逃しません。少しずつ...