4.スタッフ便り

美術館・博物館

旧白洲邸・武相荘

本の中の写真ではなく、白洲次郎・正子のくらしを実際に見てみたいとずっと思っていましたが、ようやく東京は鶴川にあります旧白洲邸・武相荘を訪れる事ができました。 この日はちょうど梅雨の入り、雨の一日でしたが、しっとりと雨に濡れた緑や、かやぶき屋...

今週の花

今週の研究所玄関の花です。 花器は、いつぞや我らがボスが、どちらかにお招きいただいた時にいただいてきた物(適当ですみません。以後、箱の中にきちんといつ何時の記念品かメモを入れておく事にしましょう)。 京都の土渕善丕豌錘≠ノよる耳付き花入れで...
4.スタッフ便り

我(が)がゆるむ

森本省念老師 「あの人は我(が)が強いから、苦しいよね」「彼は我(が)の塊だね、シンドそう」なんて、よく言われるが、「我(が)」がなければどうなるのか。 「私には悩みはありません」と久松真一先生は言われたが、その久松先生の「私」を知りたくて...

研究所玄関の花

今週のお花 できる限り、研究所にもお花は飾りたいなと思っています。 やはり、心にそっと寄り添うような山野草、日本らしい花が好きです。 研究所にある、遠忌記念でいただいた花器や、自宅から色々と持ってきて生けています。 今は私の友人で、伊賀の土...
美術館・博物館

白沙村荘の石塔・石仏 -京都市左京区-

五月晴れのとある休日、白沙村荘-橋本関雪記念館-を訪れました。 中国風のお庭、関雪の趣味で作られた独特の建築(存古楼)、立派に再建された茶室、庭の山野草など、見どころは多々あるのですが、私が一番惹かれたのは数々の石塔・燈籠・石仏などの“石”...
二十四節気

芒種 ―二十四節気―

本日は、二十四節気の第9番目、芒種です。梅雨ももうすぐ。一気に蒸し暑くなってきた感じですね。 朝の通勤時に受ける日差しも日に日にきつくなり、街路樹の影も濃くなってきました。 ホタルも飛び始めています。小満の時にはまだ緑だった麦の穂も、そろそ...
技を訪う

染織のための自然素材展 Ⅳ・十日町(新潟)

詳しくはこちら 何かの本で読んだのか、どなたかに伺ったのかは忘れましたが、「日本人の精神性を崩壊し、日本文化を断絶させようと思えば、“麻”を取り上げてしまえば容易な事なのだ。それほどに、麻と日本人とは深い所で繋がっている」……と(麻といえば...
禅のことば

温泉と禅僧

狩野一信画「五百羅漢図 浴室」(増上寺蔵)『日本の美術534』より ヒット中の映画「テルマエ・ロマエ」をレイトショーで見てきました。 ネタばれはよくありませんので、「面白かった~! オススメです!」とだけ、申しあげたいと思います。 映画のス...
豆知識

226

226というタイプの真空管。直熱型の三極管で、フィラメントの定格電圧は1.5V。「並四(なみよん)」というタイプのラジオに使われていた。プレートの二重丸模様が特徴的。 以前紹介した旧式の5球のラジオは電池を電源としていたが、その後充電が面倒...
二十四節気

小満 ―二十四節気―

本日は、二十四節気の第8番目、小満。 国語辞典によると、「草木が茂って天地に満ち始める」という意。 そのとおり、山々は若葉の新緑で青々としてきており、秋に蒔かれた麦は穂をつけはじめてきています。 梅には青梅が鈴なりになり、収穫の時を迎えよう...
美術館・博物館

白隠さん「布袋図」せんべい

6月24日(日)まで名古屋の愛知県立美術館で行われている「魔術/美術 幻視の技術と内なる異界」展にいってきました。 美術館のHPやチラシなどにはあまり触れられていませんが白隠禅師の絵も以下の4点が展示されています。「吉田猿猴図」「寿老人図」...

仁徳天皇陵と堺市博物館 -大阪府堺市-

小学校の時に社会見学などで訪れた場所。当時はさほど興味なく、無理矢理な感が否めなかった場所なども、大人になってから再度とてつもなく興味を抱いたりする事がありませんか? 私の場合、小学生なりに埴輪や銅鐸に興味は持っていたのですが、その思いも薄...
4.スタッフ便り

花見

久松真一先生 久しぶりに親友たちを誘って御所の花見をした。桜の時期はとっくに終わっていたけれど、それでも花はあちこち咲いていて、おまけに雨が降っていたので、静かでほんとうにすばらしい午後だった。親友の一人は以前にも紹介した坐禅三昧の人だ。も...
二十四節気

立夏 ―二十四節気―

まずはお詫び。今年の立夏は5月5日子供の日で既に過ぎ去っておりまして、5日もたってから、立夏のことを書くのも憚られますが、先日書いたように連休中には授戒会に行っておりましたため、うっかり失念しておりました。まぁ、次の小満がくるまでは立夏の最...
美術館・博物館

鎌倉国宝館「鎌倉の至宝 -国宝・重要文化財-」展

ご存じの方も多いと思いますが、神奈川県鎌倉市では「武家の古都・鎌倉」としての世界遺産登録をめざして、活発な運動が現在行われています。 「鎌倉幕府を樹立した武家は、政治機構の整備、権力強化の過程において、禅宗を中核とする中国文化を積極的に取り...