4.スタッフ便り

雪の下

今年も咲きました。 研究所前の花壇にて。さほど手入れされているわけでもなく、冬はどこに行ったのか?!と思うほどに印象の無いこの花なのですが、この時季になるといつのまにか可愛らしい蕾をつけ、花が咲きます。 茶花としても使えますし、一輪挿しに飾...
3.その他の寺社

廬山寺 -京都非公開文化財特別拝観-

前回、冬に訪れた廬山寺。今回は春の特別公開ということで訪れてみました。 ここはかの紫式部の邸宅跡で、現在京都では源氏物語千年紀で源氏物語ゆかりの地をめぐる人も多いせいか、ひっそりと御所の東にたたずむ寺院としては、たくさんの参拝客で溢れていま...
京都

冷泉家住宅 特別公開

京都春季非公開文化財特別拝観にて、5/3~5/6のみ公開されていた冷泉家です。 烏丸今出川にありますが、今は同志社大学の大きな建物が目立ってしまい、気をつけて見ない限り通り過ぎてしまいそうなくらいにひっそりとしています。 明治維新後、ほとん...
京都

史跡 豊楽殿(ぶらくでん)跡

平安宮の饗宴場だった豊楽院正殿の遺跡。丸太町七本松の交差点から少し東南に入った町中にある(中京区聚楽廻西町)。平成2年に国の史跡に指定された。 芝の生えた少し高くなった部分が建物の基壇の跡である。手前に突出した部分は階段や裏手に続く廊下の跡...

アジャンター石窟寺院その8 -インド-

アジャンター石窟寺院、第19窟をご紹介。 インドの後期チャイティヤ(聖なるもの・〈ブッダを象徴する〉)窟の中で最初に造営されたものだそうです。 まず上の写真のチャイティヤ窓左右に、守門神ヤクシャが。頭飾、装身具も豪華で美しい像です。 下の写...
滋賀

奥琵琶湖パークウェイ -湖北-

太古の湖(うみ)、琵琶湖である。 今は無料になっている奥琵琶湖パークウェイからの展望。 神々しく美しい、日本の原風景ともいえる、この湖北の景色、いかがであろうか。 滋賀県の人たちは、「湖」とかいて「うみ」とよぶ。 琵琶湖は今の三重県の上野盆...
京都

開山無相大師650年遠忌のために 於:妙心寺

臨済宗妙心寺派大本山妙心寺では、平成21年の遠忌に向けて全国の檀信徒による参拝でにぎわってきています。 先日前を通りましたら、壁の漆喰も装い新たになるようで、たくさんの職人さんによって作業が勧められていました。 この機会に、先師の徳にあやか...
滋賀

与謝蕪村 -翔けめぐる創意(おもい)-  -MIHO MUSEUM-

新緑美しい信楽のMIHO MUSEUMでは、与謝蕪村の展観が開催中です(6/8まで)。 今まで、色々な美術館でその作品をいくつか目にしたことはありましたが、これだけ多くのものが集まる機会はそうはない事と思います。 力強い山水画から、ほっと一...
京都

高麗茶碗への挑戦 -野村美術館-

南禅寺にほど近い野村美術館では、6月8日(日)まで-高麗茶碗への挑戦-として、朝鮮より渡って来て日本において伝世してきた高麗茶碗が紹介されています。 また、今回非常におもしろいのは、古い高麗茶碗と一緒に、日本・韓国で活躍している現代の陶芸家...
自坊つれづれ

「不生不滅・不増不減」ということ -山寺のある一日-

わたしの山寺は、とても小さく、お葬式といえば、1年に2、3回しかない。 これは、わたしの個人的な習癖なのか、お葬式は、とても疲れてしまう。 まず、枕経(まくらぎょう)に出向き、お顔をおおっている布を取る。今さらながら、わが手が震えていること...
京都

新緑の鴨川

お天気の良い日は、色々抱えているもやもやも吹っ飛ぶくらいの気持ちよさです。 京都観光と言えば寺社仏閣、美術館などを巡ったり…というのが当たり前でしょうが、気候の良い新緑鮮やかなこの季節、是非一度ゆっくり歩いてみて下さい。 三方を山に囲まれ、...

アジャンター石窟寺院その7 -インド-

壁画も完璧な美しさで残っているものは少なく、石窟内は薄暗い為、ガイド無しにまわっていると、いったいどんな場面なのか判断するのは難かしかったです。 アジャンターに行かれる方は、ジャータカをさらっとでも目を通してから行かれると、さらに楽しいと思...
滋賀

晩春の夕景 -湖北-

滋賀県長浜市付近の美しい夕景である。 湖には水鳥が飛び、少し空気も冷えて、さっぱりとした風が吹いていた。 湖の中にポツンと小さな影がみえる。 何に使うかわからないが、小さな小屋が浮いているのである。まるでムーミンに出てくるスナフキンの家のよ...
滋賀

白髭神社 -湖西-

安芸の厳島ではないが、水中に浮かぶ鳥居が、この琵琶湖にもある。 湖西の161号線を大津の方から北上し、水のきれいなことで有名な近江舞子をすぎると、道路はぐっと琵琶湖に近づく。するとすぐに見えてくるのが、この白髭神社の鳥居である。 そもそも琵...
4.スタッフ便り

どですかでん

映画監督の黒澤明氏が亡くなって十年になるという。 黒澤監督の初カラー作品「どですかでん」は評価が二分した。とくに日本での評価は非常に低かった。 私はこの作品が好きで、当時映画館で二度見た記憶がある。 「どてすかでん」というのは、自分を電車の...