曹洞宗大本山永平寺


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福井県にあります曹洞宗大本山の永平寺を訪れました。
御存知、道元禅師により寛元2年(1244)に開創。日本曹洞宗の修行参禅の地です。
雲水さんによる簡単な説明を受けたあと、参拝客は本山内を巡りますが、ざっと見れば約1時間程で拝観してまわれます。
臨済宗とはまた違った七堂伽藍ももちろん気になりますが、随処ですれちがう雲水さん達が気になり、目で追ってしまいます。
臨済宗の場合、僧堂に一般人がお邪魔するという事はほぼあり得ませんし、拝観も不可能。本山内にある僧堂についても山内の奥にひっそりとたたずみ、参拝客の皆様は気づかないほどかもしれません。

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明治35年に改築された仏殿。釈迦牟尼仏が祀られる。



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仏殿の欄間には、ぐるりと12枚の彫刻が。大木を彫って古則公案を図案化したもので、なかなか類を見ない立派なものでした。

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永平寺の伽藍で一番高いところにある法堂からの眺め。美しいです。大きな屋根は山門です。

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臨済宗とは文言が違うのですね。同じ禅宗でも色々な違いがあり、興味深い参拝となりました。
それにしましても、昨今特に、道元禅師の『典座教訓』と『赴粥飯法』は禅宗道場のみならず、一般にひろく見直されるべきで、日々の生活の中に取り入れたい教訓が多々あるな…と思っています。