博多を訪れた際に、福岡市博物館にて開催中の、-栄西と中世博多展-を訪れました。
御存知栄西(ようさい)禅師。関西に住んでいますとやはり京都の建仁寺(栄西禅師が開山)のイメージが強く、教科書で習ったくらいでは、博多との濃い繋がりは書いてあったかどうか…忘れがちです。
実は栄西さんは2度中国へ渡られており、その背景には博多で行われていた国際貿易があります。事実、博多にあります聖福寺(しょうふくじ)建立においては、貿易を生業とし、博多に住んでいた中国人達からの資金援助もあったとの事。
当時の中国-博多-禅-茶。そして栄西禅師の日本においての布教についてなど、様々な資料から詳しく知る事の展示はこれが最初で最後?ではないでしょうか。
禅や歴史に関心ある方のみならず、お茶をなさる方にも是非足を運んでいただきたい展観です。
残念ながら巡回も無いようですので、博多まで見に行く価値あり!です。
10/31まで。お近くの方、お仕事や観光でゆかれる方はお見逃し無く!
禅文化研究所より刊行の『栄西』-千光祖師の生涯-も宜しくお願い致します。