4月24日(日)の、ベトナム人禅僧ティク・ナット・ハン師の講演は、「今を生きる、ともに生きる(Enjoying the Present Moment, Living in Harmony)」という演題です。
現代では、「宗教」というと、人にもよりますが、日々の生活からは遠く離れて、どこか別次元で存在しているかのような“自分には関係のない事”のように考えられていたりする気がします。
「宗教」という言葉の響きが、そのように感じさせるのかもしれませんが、人として生まれてきた以上、どのように生きるのか、自分自身とは何であるか、そこを掴もうとして、考えたり、悩んだり、もがいてみたりしながら、誰もが、日々暮らしているのではないでしょうか。
妙心寺と禅文化研究所が主催するというのに、こういった事を言うのも変な話かもしれませんが、私個人としては、「宗教」であるとか、「禅」であるとか、そういった括りや枠を超えて、こだわらずに、様々な方に参加していただきたい気持ちがあります。
参加される皆さんが、この会の話をお聞きになり、師の話の中で自身に響くことばがあれば、今回のこの講演という“きっかけ”によって、新たな“気付き”が生まれると思うのです。何らかを持ち帰っていただきたい。そんな気持ちで御案内しています。
ティク・ナット・ハン師や、その活動についての詳しい事はこちらのサイトをご覧下さい。