時間がある限り、神社へ井戸水を汲みにゆき、料理やお茶を飲む際に使っています。
凍て付くような寒さ、そして清らかな神社の空気の中、ペットボトルに水を入れるとほんのり暖かく、幸せな気持ちになります。
この事を友人の息子君(3歳)にお話していて、「なんで井戸水はあったかいの?」と聞かれ、はて、「井戸水は冬はあたたかやし、夏はひんやり冷たいわぁ」というようなセリフを当たり前のように聞いていただけで、何故かを考えない、知らないまま、当たり前の事としてきました。
考えてみればごもっともで、そりゃそうだ…という話なのですが、外気の影響を受けないからですよね。地中にあるわけで、常に14~16℃で保たれている為、水温は一定なわけです。暑い夏にはひんやり感じ、寒い冬にはあたたかく感じる。
子どもの「なぜなぜワールド」に耳を澄ませば、大人でも日々色々な発見や気づきがあるもので、知っているようで知らなかった事をきちんと知る機会を与えられたり、忙しい事を理由に失っていた感覚を呼び戻せる事があります。
「気づき」の無い世界に生きる事への戒めを、お釈迦様をはじめ、数多くの祖師方も仰ってこられていると思います。
センス・オブ・ワンダー(神秘さや不思議さに目を見張る感性)を忘れずにいたいなと思う今日この頃。世界は美しく神秘的で、不思議に満ちています。
大学生時代からのバイブルともいうべき、この本をオススメしたいと思います。
『センス・オブ・ワンダー』レイチェル・カーソン