ティク・ナット・ハン 宿泊リトリートの御案内


110121.jpg

こちらのブログでも何度か御案内しました、ベトナム人禅僧、ティク・ナット・ハン師の来日。京都では講演会のみですが、横浜では宿泊リトリートが開催されます。
今私は師の著書である『小説 ブッダ いにしえの道、白い雲』を読んでいますが、その随処に、今回のリトリートのテーマにもなっている“今を生きる-マインドフルネス(気づき)-”や、“ともに生きる-インタービーイング(相互依存)-”が、お釈迦様の言葉や行動としても出てきます。
様々な情報が溢れ、時代に流され呑まれて、本当に自分がしたい事や生き方がわからなくなっている人々が増えている昨今。隣人や他人、さらには我が子への無関心から起こった数々の悲劇的事件。
今回の講演もそうですが、特にリトリートなどは、このような現代の多くの闇を照らす光となる機会と心得ます。
私自身、参加したい気持ちになってきました。どちらに行こうか検討中です。


以下は、2011来日事務局のリトリート案内ページより。
【今を生きる Enjoying the Present Moment -マインドフルネス、「気づき」-】
「気づき」とは、今ここ、この瞬間に目覚める力です。
毎日の生活の一瞬一瞬に意識的に触れる練習です。気づきをもつとは、今ここに真に生きることであり、周囲の人たちや周りで起こっていることと一つになることです。
「気づき」とともにあることで、理解、愛、慈しみ、喜びのこころが育ちます。自分自身や社会の中に存在する苦しみに気づいて、それを変容する助けとなります。
【ともに生きる Living in Harmony -インタービーイング-】
近年、ティク・ナット・ハンは気候変動や、先進諸国が抱える大量消費の問題に大きな関心を寄せています。
「インタービーイング」とは、宇宙にあるすべてのものは相互に依存しあって存在しているという仏教の洞察を、西欧諸国にわかりやすく伝えようとしたティク・ナット・ハンの造語です。
「ここにある」とは、「ともにあること」です。私たちが、あるいは何かのものが、ただ自分だけで存在するということはありえないのです。私たちは、ほかのすべてのものとともに存在しているのです。(ティク・ナット・ハン著『微笑みを生きる』より)
私たちの行動を深く見つめると、自分自身と地球にとっての平和な生き方が見つかります。