プナカの標高は、1,350m。首都ティンプーより1,000m低く、亜熱帯気候という事で、ティンプーよりもかなり暖かい。
プナカ・ゾンはンガワン・ナムゲルの創建で、冬の都として栄えている。
冬には、宗教界の最高権威である、ジェ・ケンポをはじめタシチョ・ゾンの僧侶達がここで生活をする。
民族学では、トランス・ヒューマンスといって、季節によって低地と高地を住み分けるライフスタイルだ。
ゾンの門の中では、色彩豊かな曼荼羅がお出迎え。
私がへびどしだと言うと、すぐに年齢がばれるあたり、ブータン人との会話ははずむ。
ちなみにガイドは亥年だと言っていた。
この、色が違う二つの川は、ポチュ(男川)とモチュ(女川)といい、その合流点に、プナカ・ゾンがある。
このゾンを建設するにあたって、多くの木々や、地中に住む生物達などが犠牲になった為、その霊をなぐさめる為にこのように、精霊がやどっている石を集めてきてお祀りしているらしい。
ブータン人は、自然への畏敬の念を決して忘れない。
ちなみに、精霊がやどる石は、高僧ならばわかるらしく、集めてこられるとの事。
中庭には立派な菩提樹が。
普通に小僧さんが歩いているのが右手に見えるが、なぜかとても絵になる。
お経の勉強に余念の無い小僧さん達。
カメラを向ける私が気になる小僧さんもいるが・・・。
どうしても御手洗が我慢できず・・・。
ガイドが使ってもいいと言うので使わせていただいた。