ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて
気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか
苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし
初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった
駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ
「自分の感受性くらい」茨木のり子
作家の岡田斗司夫さんがツイッターで下記のように発言されていたようです。これを読んでいたらなぜか茨木のり子さんの詩を思い出したので、ご紹介してみました。
まず、ニュースは一日3回しか見ない。新聞の朝刊と夕刊、あとは昼間にテレビのニュースを見るだけ。これ以上の「事情や情況を知ろうとする気持ち」は、自分自身のエゴだと思う。被災の当事者でもなく、東京に住んでる僕はどんなに当事者風に心配してもやっぱり部外者だ。