岡崎の京都市美術館にて開催中の、親鸞展にお邪魔しました。
御存知浄土真宗の宗祖、親鸞の750回忌を記念して開催中の展観です。
今回改めて思いましたのは、お釈迦様の修行・悟りに端を発した仏教が、日本ではこれほど多くの宗派に分かれ、それぞれの宗派が独自の特色を持ち発展するというのは、日本人の多様性や柔軟性ゆえなのか……という事でした。
いつも禅宗関連のものばかり拝見している私には、同じ仏教関連の展観でありながらあまりにも知識に乏しく……(念の為、うちの研究者は私とは違い、あらゆる宗派にそれなりに詳しいですのであしからず)。
親鸞が何を言い、何を伝えたかったのか-というところがもう少しわかりやすく、人々の心に訴えかける、伝わるような展観であればと思いました。
研究所が禅宗関連の展観のお手伝いをする際も、そこが大事なのだろうなと改めて思う、休日の午後でした。