柳生街道をゆく その1


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奈良の柳生の郷へと続く柳生街道。
その道すがら、石仏を拝みつつ歩いて柳生の郷を目指す事にしました。
花(桜)の季節が終わり、生命感溢れる若葉が木漏れ日に輝く季節。
あまりに清々しく、古より「六根清浄」と山を歩いたのがわかる気がします。
高畑町から滝坂の道へ。まず最初に出会うのが、室町前期の作とされる寝仏です。

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そしてさらに、朝日観音。


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この道近辺は、平安~鎌倉時代にかけて、南都七大寺の僧の修行の場であったそうで、名もなき僧が寝泊まりして彫った仏像が点在しています。その修行の場を歩かせていただくのは感慨深いものがあります。自然の中に身を起き、身心の感覚を極限まで研ぎ澄ましたのでしょうね。
現代の便利な生活に慣れ親しんでしまった我々も、こうして先人の息吹感ずる地に趣く事で、身心の感覚を少しでも敏感にしたいものです。
つづく