奈良市内、奈良坂にあります奈良豆比古神社(ならづひこじんじゃ)。宿泊したホテルの方にお聞きして行ってみました。地元の方の情報はさすが!です。
創建は771年。光仁天皇の父施基(志貴)親王などを祭る社との事。
ことに私が興奮しましたのは、“翁”の舞の発祥の地であり、現在も10月8日の夜に舞が奉納されるとの事。平成12年には国の重要無形民族文化財に指定されたとの事です。
さっそくカレンダーを見ましたら、なんと今年は土曜日です。既に観に行く事を予定しています。
能楽堂での舞鑑賞も楽しみの1つではあるのですが、こういった、土地の人々で大切に守り伝えられて来た行事、かがり火を焚き、神社の境内で奉納される舞にこそ、日本人の魂をゆさぶる感動があると思うのです。
そして、この神社の裏には、樹齢1000年と伝わる樟(御神木)がおはします。写真ではその大きさは全くもって伝わりません。どうしても傍から離れがたく、しばし木の周りをうろうろするのでした。
なんにせよ、10月の翁の舞の奉納が今から楽しみなのでした。