六月に咲く花は白い花が多いと、うちの母がいっていましたが、確かにそんな気がします。
今年も境内の沙羅の花が一斉にぷっくらと蕾を膨らませ、ぼちぼちと咲きはじめました。
雨に濡れてほんのり頬紅を付けたような花が、とても愛らしいのです。お多福のように見えませんか?
でも、本当にあっけないくらいあっという間に落ちてしまいます。盛者必衰、人の命も宇宙規模で考えると、きっとこんなものなのでしょう。
前にも書いたとおり、この沙羅は実はナツツバキで、お釈迦様の入滅の際に咲いたとされる沙羅とは異なります。
ほんとのインドの沙羅はこちらで紹介しましたが、3月頃が見頃だとか。花のイメージがだいぶ違いますね。