二十四節気の中でも「夏至」を知らない人はないでしょう。国語辞典によると、古くは、「げじ」と濁って読んだようです。美しい花菖蒲の咲く頃です。
太陽が黄道上の90度の点を通過する日をいい、一年の内で一番昼間の長い日ですが、日の出が一番早く、日没が一番遅いというわけではないようです。日の出が一番早いのは夏至より一週間ほど早く、日の入りが一番遅いのは、夏至より一週間ほど遅いとのこと。
これは北半球だけの話で、逆に南半球では一日が一番短い冬至にあたるわけですが、そこは中国に発祥する言葉であるから仕方がないですね。話はずれますが、学生時代にオーストラリアに留学していた友人から、サンタクロースがサーフィンをしている絵のクリスマスカードを貰ったことがあり、ちょっと驚いた記憶があります。当たり前のようなことですが、丸い地球は不思議です。
今年の梅雨入りは早く、もう沖縄は梅雨明けしてしまっているというのに、花菖蒲は今年は少し咲き始めが遅かったようです。滋賀県北部にあるカキツバタの名勝地も今頃やっと開花していることでしょう。
ジメジメした梅雨が早くあけて、カラッと晴れた日が待ち遠しいところです。