継続は力なり -御所市の農園にて-


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以前ご紹介したことのある農園へ行って来ました。
我が恩師、松田高志先生は、この農園に通う事26年になるそうです。雨の日も、風の日も、夏の猛暑日にも、冬の雪降る日も、片道2時間半の道のりを月に2度、26年間。計算したら、距離的には既に地球を一周以上はまわっているとの事。
いつも私達の目線まで降りてきて話して下さるような、共に歩んで下さっているような先生に、私達は当たり前のごとく素晴らしい教えをいただいていましたが、この日、大和三山を見渡しつつ、どっかりと坐り、「26年間通っていても、飽きるという事がないんです。毎回感動します」と語る恩師を客観的に見て、その、限りなく広く、深く、あたたかな人間性に改めて…というよりも、初めて自分の深いところから、ハッと気がついた気がしました。
天気などに左右されず、26年間休む事無く通い続けている、その“歩み・継続”こそが先生をつくりあげているのだな…と、継続する事の大切さをも学ばせていただきました。
大学を卒業してから10年以上ゼミを続けていただいている事も、当たり前になってはいなかったかな……と。こんなに有り難い事は無いのに…と、改めて先生にはこれからも多くの事を教えていただき、いずれそれを周りに少しずつでも還元できたら良いなと思うのでした。
肝心の農作業はどこへやら、山を散策し、お昼にはできあがっていたカレー(収穫したての野菜入り!)をもくもくといただき、次こそは農作業をせねば、草刈りをせねば…と思う、「いつか農業をやりたい」とは口ばかりの私でした。
もう少しマメに通ってみようと思う今日この頃です。

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