牛歩で大雨により、近畿各地に大きな被害をもたらした台風12号もやっと通りすぎ、急に秋晴れの気持ちのいい青空が広がりました。
しかしながら、今年は水害の年かと思うほど、また多くの方が犠牲になられました。この青空ほど心は晴れません。ご冥福をお祈りします。
さて、駅のポスターを見て、これは是非観に行かねばと思っている展覧会があります。
それが、滋賀県の3つの美術館・博物館が連携して行なう特別展「神仏います近江」です。
近江の地は古い地で、私の自坊の近くでも大規模な縄文時代の祭場が発掘されたりしていますし、神話も遺っていたり、古き朝鮮との交流を思わせるような地名が遺っていたりします。
日本仏教の総本山ともいえる比叡山のお膝下であるためか、多くの仏教美術がのこり、神道美術の宝庫ともいえるでしょう。
その中から選りすぐられた300点が、ミホミュージアム(信楽)、滋賀県立近代美術館(瀬田)、大津歴史博物館(大津)で開催されます。すでにミホミュージアムの展覧は始まっています。
詳しくはWEBサイトを御覧頂ければ結構ですが、是非、この機会に、古き近江の宗教文化に触れてみてはいかがでしょう。