禅僧と修道士とが双方の修行生活を体験することにより、互いの宗教を理解することを目的とする東西霊性交流(事務局:禅文化研究所)に参加する修道士たちが、9月17日に来日した。
今回で12回目を迎えるこの交流は、臨済宗・曹洞宗の各専門道場で禅堂生活を体験し、10月4日に花園大学で行なわれる報告会を経て帰国する。
来日したのは、ベルギー、イタリア、米国の各修道院から派遣された5名の修道士、修道女たち。旅の疲れも見せずにこやかな表情で到着した彼らは、早速最初の訪問地である岡山曹源寺へと向かった。
短期間ではあるが、文化や習慣の違い、そして全く異なる修行形態の中で、彼らが体験を通して禅仏教をどう理解してゆくかを見守りたい。
(写真)来日した一行。右端は通訳のT・カーシュナー氏。