5月に訪れた際に、必ずや10月8日の翁舞を観にでかけよう!と誓い、早くもその日が訪れました。
20時前から始まる舞の奉納ですが、連休の初日という事もあってか、私が神社に到着した18時前には席を取る為に早めに来ている方もちらほら。それでも、最前列を確保できました。
席を確保すれば、普段は奈良国立博物館に寄託してあるという、神社に伝わるさまざまな面を拝見しに、収蔵庫の方へと向かいます。
保存会の会長さん(この方がもうなんとも言えない好々爺、まさに生き翁でした)に色々と説明していただき、来年は修復された衣装(御所より賜ったのではないかと推測されるらしい)も展示するとの事で、またまた興味津々ですが、来年を調べましたら月曜日。はてさて、ゆけるでしょうか?!
ろうそくと松明に火が灯され、いよいよ始まった舞。
天下太平・五穀豊穣を願い奉納され、恐らくは長い間、ほとんどその形を変える事無く民間に伝承されてきた舞には、魂ゆさぶられるものがありました。
洗練された能の舞などとは違うのですが、かえってそれがなおのこと良く、土着のあたたかさがあります。とこしえに受け継がれていって欲しいと願った夜でした。